初心者がOffice365をがんばって説明してみた~2018年 秋
以下は本ブログ初の Office365 の記事で、未だにアクセスが多いです。
公開してから3年が経ち、Office365 の機能も随分増えました。
今回は、現時点(2018年9月)で Office365 で提供されている機能をザックリとご紹介しようと思います。
Office365の機能一覧
3年前の記事で紹介した機能・存在していた機能
3年前は15の機能がありました。
- Outlook(旧:メール)
- 予定表
- 連絡先
- Yammer
- OneDrive
- SharePoint(旧:サイト)
- タスク
- Word(旧:Word Online)
- Excel(旧:Excel Online)
- PowerPoint(旧:PowerPoint Online)
- OneNote(旧:OneNote Online)
- Sway
- Delve
- Skype for Business(旧:Lync)
- 管理
今では名称が変わった機能もあります。
どの機能とは言いませんが、未だに使いみちが無い機能もありますね・・・。
きっと無理矢理ではなくちゃんと使いこなしている企業もあるんですよね、たぶん
増えた機能
3年が経ち、11の機能が新たに追加されています。
- Teams
- Planner
- PowerApps
- Forms
- Flow
- Stream
- Dynamics 365
- To-Do
- Bookings
- StaffHub
- セキュリティ/コンプライアンス
- Power BI
相変わらず使いみちが思いつかない機能はありますが、今では欠かせなくなった機能もあります。
既に出回っているサービスを Office365 に取り込んでみました、という機能が多い印象ですね。
なぜ取り込む方向に進んでいるのか?これから Office365 はどこに向かおうとしているのか?そんな疑問を弊社なりにまとめた記事がありますので、是非読んでみてください。
ただ、元となったサービスはどんどん進化していることもあり、こなれているとは言い難いです。これからに期待ですね。
Office365の各機能の概要~3年前の記事で紹介した機能・存在していた機能
まずは以前紹介した機能を改めて。
Outlook(旧:メール)
メール機能です。
重要なメールにフラグを付けたり、特に読んでほしい人へ通知するメンションという機能もあります。
予定表
スケジュール機能です。
スケジュールを設定して共有することができます。
アラーム機能もあるので予定を忘れる心配もありません。
連絡先
アドレス帳です。
すべての連絡先を1ヶ所で管理し、すばやく連絡を取ることができます。
Yammer
指定されたメンバー間でのみメッセージのやり取りが可能な、社内の情報共有ツールです。
メールよりも気楽にメッセージのやり取りが出来ます。
OneDrive(for Business)
様々なファイルをまとめて保存し、他の人と共有することができる機能です。
データの編集も可能で、1TBの容量が使えます。
呼び名に “for Business” が付いていたり付いていなかったりとマチマチで、未だに正式名称が分かりません。
SharePoint
コンテンツ、知識、アプリケーションを共有して管理する機能です。
チームで共同作業する際の連携に役立ちます。
名称は”SharePoint”のままですが、SharePoint 2.0 と呼べるほど中身はずいぶん変わりました。
誤解を恐れず表現するなら、チームで使う Office365 の機能に楽にアクセスできる、今風のWebUIのチームサイト(ポータル)を作る機能です。
タスク
Outlook でタスクの作成と管理を行う事のできる機能です。
電子メールをタスク化することもできます。最近開発終了が発表された Google Inbox に少し似ています。
Word、Excel、PowerPoint、OneNote(旧:~ Online)
アプリケーションの Office のOneline版です。
アプリケーションの Office と比べて機能が限定されていますが、ブラウザさえあれば使えます。図を書いたりしないのであれば充分です。
最大のウリは、ファイルを共有しての同時編集です。
Sway
レポートやプレゼンテーション、自分のストーリーを作成し、共有することができる機能です。
レイアウトはSwayにおまかせすることもでき、魅力的なデザインの作品作りに役立ちます。
Delve
Office365 のプロファイルを管理し、組織のメンバーと共有することができる機能です。
他のユーザーの作業中のドキュメントを表示したりユーザーの情報を確認することもできます。
監視ツール・・・(怖)
Skype for Business(旧:Lync)
Skypeです。以上。
管理
管理者権限を持ったユーザーがだけがアクセスできる機能です。
ユーザー作成やライセンス管理など、色々な機能がまとまっています。
以前はかなりごちゃごちゃしていて分かりづらいUIでしたが、今はかなりシンプルになりました。
Office365の各機能の概要~増えた機能
では新たに増えた機能をザックリとご紹介。
Teams
1対1およびグループでチャットをしたり、ファイルやメモを共有する事ができる機能です。
Skype for business と連携しているので、オンライン会議することもできます。
Office365 版「Slack」
Planner
プランの作成、チームの招集、タスクの割り当てを行うほか、会話や進捗状況の確認もすることができる機能です。
Office365版「Trello」
PowerApps
必要なビジネスアプリを簡単に作成することができる機能です。
すでに使用しているデータで、モバイルでもWebでも使えるアプリを作成することができます。
Forms
アンケート、テスト、投票を簡単に作成できる機能です。
結果データを Excel にエクスポートすることもできます。
Flow
様々なサービス同士をつなぎ、業務に必要なワークフローを自動で行える機能です。
既にテンプレートが登録されているのですぐに使用できるようになっています。
Office365 版「IFTTT」
Stream
社内で動画をアップロード、整理、共有することができる機能です。
チャンネルを作成したり、人気コンテンツの検索ができます。
Office365 版「Youtube」
Dynamics 365
企業に必要な業務をサポートしてくれるアプリケーションです。
販売やサービス、業務や財務などお客様業務の発展、改善に役立ちます。
To-Do
非常にシンプルなToDo機能です。
「タスク」機能と連携しています。
Office365 版「リマインダー」
Bookings
小規模事業所向けのオンライン予約サービスです。
予約の確認、リマインダー、更新、キャンセルの通知が自動で行われます。
StaffHub
シフト勤務のスケジュールをオンラインで管理する機能です。
資料を共有したり、チームメンバーとコミュニケーションを取ったりすることも可能です。
セキュリティ/コンプライアンス
管理者権限を持ったユーザーがだけがアクセスできる機能です。
一言で言えば、不審な動き・驚異からデータを保護するための機能です。
ユーザー・管理者による権限外の不正アクセス、マルウェア・不審なサインイン等の外部からの驚異などを監視します。
Power BI
データの可視化ツールです。
Office365 の一部として位置づけられてはいますが、他の機能と性格が違い過ぎますね。
データアナリストの力を借りないと効果的に使えないと思います。
最後に
Office365 は各機能が日々ブラッシュアップされつつ、どんどん新機能が追加されています。
せっかくだからと理解できない機能をムリヤリ使うのは本末転倒ですが、「Flow」のようにシンプルで非常に便利な機能もあります。
まずは一通り触ってみませんか?悩みのタネを解消してくれる機能かもしれませんよ。