Office365の動向をまとめてみた その2【民主化するMicrosoft編】

Office365
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2016年から2017年にかけて、Office365で使える機能はとっても増えました。
「何かマニアックな機能がいろいろ増えたみたいだね~。」と油断しているアナタ。
実は一部において機能の縮小も起きている事にもお気付きですか・・?

Microsoft® の Office365™ は、例えるなら王政から民主政への「民主化」が起き始めた過渡期にあると思います。
Office365 の動向をまとめてみた、第二回の記事です。

2016年~2017年にかけてのOffice365

2017年7月時点のOffice365上の図は私が思う2017年7月時点のOffice365の状況を説明したものです。
前回の記事で王国に例えられていたSharePointはずいぶん小さくなっていますね。

Flow と PowerApps の登場で SharePoint が担う機能が縮小傾向に

2014年2月に SharePointDesigner 、 InfoPath の開発終了宣言がMicrosoftから発表されました。

そして2016年11月。
その後継ツールにあたる Flow と PowerApps の正式版が新たにリリースされました。

そうは言っても、 SharePointDesigner と InfoPath はSharePoint専用のツールであるのに対し後継ツールはOpenAPIを用いた汎用的なツールであるので、 SharePointDesigner と InfoPath でできていた事の全てを後継ツールができる、という訳にはいきません。
なので SharePointDesigner と InfoPath もすぐに使えなくなるわけではなく、サポートは2026年までは続きます。

しかししかし、2017年3月に公開されたSharePointの最新のUIでは SharePointDesigner と InfoPath のリボンメニューが消滅し、代わりに Flow と PowerApps の機能が統合された事からも、 SharePointDesigner と InfoPath の縮小が進んでいる事は明らかです。
それは SharePoint が担っていた機能が縮小した事を示します。

タスク管理ツール Planner とチャットコミュニケーションツール Teams がリリース

2016年6月にタスク管理ツールの Planner がリリースされました。
これにより、それまで Outlook で行っていたタスク管理が直感的なUIで行えるようになりました。
UIは Trello というタスク管理ツールに似ています。

2017年3月にはチャットツールの Teams がリリースされました。
他のチャットツールにはない珍しい特徴としては、 Outlook と連携させ使い慣れたメールのUIを使った書き込みも行える事ができ、その使い方をユーザーが選択することができる事です。

ファイル共有もメールよりも SharePoint よりもさらに効率的に行えるため、 SharePoint の役割も奪う形にもなっています。

Office365 を活用しながら外部サービスのツールが使えるように

Flowは Office365 のツールと外部サービスと連携させる事ができます。
完全ではありませんが、 Office365 の恩恵を受けながら外部サービスのツールを使う事も可能になりました。

民主化を進める Microsoft

改革のイメージ

上記の事から最近の Microsoft は自分たちの製品を無理矢理使わせるのではなくユーザー自身が使いたいツールを選べるように、ユーザー目線で物事を考えていると思います。
SharePoint を頑張って使わせたり Microsoft 製品で完全に囲い込んだりする事は、ユーザーにとっても Microsoft にとってもよくない事であると Microsoft はちゃんと考えていると思います。

この「民主化」の流れはまだ始まったばかりなので、 Microsoft 製品のさらなる民主化を期待して待っていきたいと思います。

最後に

さて、今後はいったいどんな時代が来るのでしょうか。
もしかしたら Microsoft の Delve や MyAnalytics などの人工知能の技術が台頭して、仕事は人工知能と一緒にする事が当たり前になる時代が来るかもしれませんね。

ワクワクしながら今後の動向を見守りましょう。