Windows Server 2019向け累積更新プログラム「KB5021237」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年12月13日(現地時間)にリリースされたWindows Server 2019向け累積更新プログラム「KB5021237」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/12/23更新)エラーコード0x800F0831でコンテナー機能のインストールに失敗する
(2022/12/21更新)「Hyper-Vで新しいネットワークアダプターの作成時にエラーが発生する」不具合が修正
(2022/12/20更新)12月の累積更新プログラムでXPSファイルが正常に表示されない
情報ソース
Windows Server 2019向け累積更新プログラム「KB5021237」不具合情報まとめの主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
エラーコード0x800F0831でコンテナー機能のインストールに失敗する
2022年12月20日に定例外リリース更新プログラム「KB5022554」をインストールすると、エラーコード0x800F0831が表示され、コンテナー機能のインストールに失敗する場合があります。
回避策
KB5022554をアンインストールすると解消する場合があります。
▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
既知の不具合
12月の累積更新プログラムでXPSファイルが正常に表示されない
KB5001342以降をインストール後、クラスターサービスの開始に失敗する不具合
KB5001342以降の累積更新プログラムをインストール後、クラスターネットワークドライバーが見つからず、クラスターサービスの開始に失敗する場合があります。
回避策
この不具合はサービスで使用されるPnPクラスドライバーが更新されたために発生します。
再起動後20分以内にフェールオーバークラスターネットワークドライバーが作成されます。この問題はその後の再起動では再発しません。
11月の累積更新プログラムでDirect Accessが再接続できない不具合
11月の累積更新プログラムでMicrosoft ODBC SQL Server Driverを使用するアプリが接続に失敗する
Hyper-Vで新しいネットワークアダプターの作成時にエラーが発生する
SDN構成のSystem Center Virtual Machine Manager(VMM)によって管理されるHyper-Vホストにこの更新プログラムをインストールすると、VMネットワークに参加する新しいネットワークアダプターの作成時をはじめとしたワークフローでエラーが発生する場合があります。
既存のネットワーク アダプタを備えた既存のVMではこの不具合は発生しません。
この不具合の影響を受けると、以下のエラーメッセージが表示される場合があります。
▼新しい仮想マシン(VM)を作成するか、既存の仮想マシンで新しいネットワークアダプター作成時
「(vmName) はデバイス ‘Ethernet 接続を変更できませんでした」
▼ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)ソフトウェア ロード バランサーサービス
「(SLBVMName) はデバイス ‘イーサネット接続’ エラーを変更できませんでした」
▼SDN RASゲートウェイサービス
「(GatewayVMName) はデバイス ‘Ethernet 接続’ エラーを変更できませんでした」
回避策
12月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows Server 2019累積更新プログラム不具合
>>過去のWindows Server 2019累積更新プログラム不具合はこちら<<
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