Microsoft「Windows Updateで円滑にアップデートを適用させるには少なくとも2時間必要」と発表
1月7日(現地時間)、Microsoftによって「更新プログラムのリリース後、PCに品質アップデートや機能アップデートをスムーズに適用するには少なくとも2時間、合計6時間必要」であることが明らかになりました。
情報ソース
情報が発表された経緯
MicrosoftがWindowsデバイスが常に最新状態になっていない理由を調査した結果、更新プログラムをスムーズに適用するには、Windows Updateに接続している時間が関係していることが明らかになったといいます。
具体的には「更新がリリースされてから少なくとも2時間のWindows Update接続時間を含む合計6時間の接続時間が必要」であり、この更新時間が確保されたPCでは更新プログラムのダウンロードやバックグラウンドでのインストールがスムーズになる可能性が高いことが明らかになりました。
MicrosoftはWindows Updateに接続している時間の測定値を「アップデート接続性(Update Connectivity)」と呼んでいます。
アップデート接続性が更新管理に与える影響
更新時は一晩中PCを接続したままにする可能性がある
今後、更新を適用させる場合は一晩中PCをWindows Updateに接続したままにしておく必要が出てくる可能性があります。
更新を適用したい日は自動でスリープや休止しないようにするか、スリープ中でも更新が適用される「自動メンテナンス機能」を活用してみると良いでしょう。
早くスリープ・休止状態になるPCは正常に更新が適用されない可能性がある
一部の電源設定やポリシーで管理されたPCでは、スリープや休止状態になるまでの時間が早すぎるため、アクティブな時間外で正常に更新が適用されない可能性があります。
設定を確認する方法
設定>システム>電源とスリープ から「スリープ」もしくは「休止」で設定の確認、変更が可能です。
グループポリシーを使用して電源管理を行っている場合は、セキュリティコンプライアンスツールキットの一部として利用できるWindowsセキュリティベースラインの設定を使用して、電源設定を変更することができます。
更新接続時間が不十分なPCを確認する方法
Microsoft Intune「レポート」機能でアップデート接続性の更新接続時間を満たしていないPCを確認することができます。
レポート>Windows Update>「レポート」タブ>WindowsExpedited更新レポートを選択することで確認可能です。
更新接続時間が不十分なPCは「アラートの種類」列の「Error」として表示されます。
アップデート接続性データはPCごとに提供され、PCがアクティブでWindows Updateに接続した時間のみを測定します。このデータはユーザーのアクティビティや行動とは相関しないようです。
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