[MECM/SCCM]ソフトウェア更新プログラムの「Windows 10」は全てのバージョンを内包していない

MCM(MECM)
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クライアントPCに展開する更新プログラムは、「ソフトウェア更新プログラム」の一覧から選択しますよね。

「ソフトウェアの更新ポイント コンポーネントのプロパティ」で、一覧にどの製品(OSやバージョンなど)を表示させるかを設定する必要があるのですが、今回はそこで知っておいた方がよい豆知識です。

ソフトウェア更新プログラムの一覧に全てのWindows 10を表示させたい

ソフトウェア更新プログラムの一覧画面

この画面の一覧にWindows 10の全ての更新プログラムを表示させたい場合、どのように設定しますか?

「Windows 10」は全てのバージョンを包括していない

Windows10

一覧に表示させる製品は、「ソフトウェアの更新ポイント コンポーネントのプロパティ」の「製品」タブで設定します。

その中に「Windows 10」という項目があります。これを選択すれば全てのバージョンを表示できると思ってしまいますが、実は違います。

「Windows 10」は Windows 10, version 1809 とそれより前のバージョンのことです。

Windows 10, version 1903 とそれより後のバージョンは、「Windows 10 Version 1903 and Later」です。

よって、Windows 10の全てのバージョンを表示させたいなら、「Windows 10」と「Windows 10 Version 1903 and Later」の両方を選択する必要があります。

MECM 1909からは「Windows 10」を選択すると、自動的に「Windows 10 Version 1903 and Later」も選択されます。ただ、念のため自分の目で確認はしておきましょう。