[Windows Server]1月の累積更新プログラムでDCが再起動ループ(0xc0000005)する、Hyper-Vが起動しない不具合

Windows

2022年1月11日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラムのインストール後、全てのWindows Serverでドメインコントローラー(DC)が数分ごとに再起動し続ける不具合や、Hyper-Vが起動しない不具合が確認されています。

(2022/1/18更新)不具合を修正する定例外更新プログラムがリリース
(2022/1/17更新)不具合の対象OSにWindows Server 20H2を追加
(2022/1/17更新)Microsoftによる各不具合の影響を受けやすくなる条件を追記

[緊急]2022年1月累積の不具合を修正。全てのWindows向け更新プログラムを定例外リリース

2021年1月18日にリリースされました。

VPNに接続できない、Windows Serverのドメインコントローラーが再起動、Hyper-V仮想マシンが起動しない、ReFS形式のリムーバブルメディアをマウントできない、などの不具合修正です。

不具合が発生している場合は早急に適用しましょう。

情報ソース

不具合の対象OS

  • Windows Server 2022
  • Windows Server 20H2
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012

不具合が発生している2022年1月累積更新プログラム

不具合の症状

ドメインコントローラー(DC)が数分ごとに再起動し続ける不具合

1月の累積更新プログラムの適用後、lsass.exe、またはwininit.exeプロセスがクラッシュし、ドメインコントローラーが数分ごとに再起動し続ける不具合が確認されています。この不具合の影響を受けるとブルースクリーンエラーを引き起こし、エラーコード0xc0000005が表示されるとのことです。

あるユーザーによると、再起動後に以下のエラー文がイベントビューアーに記録されたとのことです。

The process wininit.exe has initiated the restart of computer DEIMOS on behalf of user for the following reason: No title for this reason could be found
Reason Code: 0x50006
Shutdown Type: restart
Comment: The system process ‘C:\WINDOWS\system32\lsass.exe’ terminated unexpectedly with status code -1073741819. The system will now shut down and restart.

Microsoftによると、Windows Server 2016以降では、拡張セキュリティ管理環境(ESAE)または特権ID管理(PIM)を使用する環境でドメインコントローラーがシャドウプリンシパルを使用すると、この不具合の影響を受けやすくなるようです。

Hyper-Vが起動しない不具合

1月の累積更新プログラムの適用後、Hyper-Vの起動に失敗する不具合が確認されています。

この不具合の影響を受けた場合、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

「ハイパーバイザーが実行されていないため、仮想マシン○○○を開始できませんでした」

Microsoftによると、Windows Server 2012 R2、2012ではUEFIを使用して1月の累積更新プログラムをインストールするとこの不具合の影響を受けやすくなるようです。

解決方法

解決方法

ドメインコントローラー(DC)が数分ごとに再起動し続ける不具合

Microsoftは今後のリリースでこの不具合を修正する予定です。

累積更新プログラムをアンインストールする

▼具体的な手順は以下の記事を参照して下さい。

更新プログラムをアンインストールできない場合は、ネットワークから切断すると再起動が停止します。

Hyper-Vが起動しない不具合

Microsoftは今後のリリースでこの不具合を修正する予定です。

累積更新プログラムをアンインストールする

▼具体的な手順は以下の記事を参照して下さい。