Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5027231」不具合情報まとめ

Windows
Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5027231」不具合情報まとめ

累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。

この記事では2023年6月13日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン22H2向け累積更新プログラム「KB5027231」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。

(2023/6/29更新)Outlookと一部のアプリが開かない
(2023/6/19更新)Malwarebytes、WatchGuard、Cisco Secure Endpointがインストールされた環境でGoogle Chromeが起動しない
(2023/6/15更新)Microsoft Officeなどのアプリが起動しなくなる
(2023/6/15更新)Malwarebytesがインストールされた環境でGoogle Chromeが起動しない

情報ソース

Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5027231」の主な更新内容

ユーザー報告されている不具合・脆弱性

Microsoft Officeなどのアプリが起動しなくなる

この更新プログラムをインストールした後、一部環境でMicrosoft Officeをはじめとしたアプリが起動できなくなる場合があります。

Redditのユーザーによると、エラーコード0xc0000005が表示される場合もあるようです。

回避策

この更新プログラムKB5027231をアンインストールすると解消される場合があります。

▼詳しくは以下の記事を参照してください。

Malwarebytes、WatchGuard、Cisco Secure Endpointがインストールされた環境でGoogle Chromeが起動しない

この更新プログラムをインストール後、「Malwarebytes」、「WatchGuard」、「Cisco Secure Endpoint」を使用している環境でGoogle Chromeが起動しなくなる不具合がMalwarebytesのユーザーフォーラムで報告されています。

回避策

■【回避策1】Google Chrome をデフォルトのブラウザとして設定する

Google Chrome をデフォルトのブラウザとして設定すると解消したと報告があります。

■【回避策2】Malwarebytes、WatchGuardの提供する回避策を適用する

・Malwarebytesの回避策

・WatchGuardの回避策

・Cisco Secure Endpointの回避策

3.この更新プログラムKB5027231をアンインストールする

▼詳しくは以下の記事を参照してください。

既知の不具合

エラー

Outlookと一部のアプリが開かない

特定のウイルス対策、マルウェア対策、またはセキュリティ ソフトウェアがインストールされている環境において、KB5027231以降の更新プログラムをインストールすると、Microsoft またはサードパーティのアプリを開けなくなる場合があります。

既知の影響を受けるアプリには、Microsoft Outlookおよびその他のMicrosoft Officeアプリがあります。

この問題は35.31.25 より前のTrellix Endpoint Securityバージョンを搭載した64ビットWindows上で実行されている32ビットアプリでのみ発生します。

影響を受けるアプリを開こうとすると、イベント ログに「モジュールが不明です」というエラーでアクセス違反が示されます。

回避策

・セキュリティソフトウェア「Trellix」は、この問題をEndpoint Security Agent (HX) 35.31.25で修正しました。

他のセキュリティソフトウェアがインストールされている場合、または最新バージョンのTrellix Endpoint Security Agent をインストールした後にこの問題が発生した場合は、使用しているセキュリティ ソフトウェアのカスタマーサポートにお問い合わせください。

・この更新プログラムをアンインストールすると解消される場合があります。

▼詳しくは以下の記事を参照してください。

0x800700b7エラー等でプロビジョニングパッケージが正常に動作しない

Windows 11 22H2でプロビジョニングパッケージを操作すると、「0x800700b7エラーが発生する」「Windowsが部分的にしか構成されない」、「Out Of Box Experienceが終了しない」、「予期せず再起動する」など、期待通りに動作しない可能性があります。

Windows Autopilotを使用するプロビジョニングの場合は、この問題の影響を受けません。

回避策

Windows 11 22H2にアップグレードする前にWindows デバイスをプロビジョニングすると、この不具合を回避可能です。

6月の累積更新プログラム一覧

過去のWindows 11累積更新プログラム

>>過去のWindows 11累積更新プログラムはこちら<<

Windows 11バージョン22H2不具合一覧

MECM(SCCM)を使えば更新プログラム適用がもっと効率的に!

毎月リリースされる更新プログラムの適用をもっと効率化しませんか?

MECMの機能を使えば、1万台もの大量のPCにも同時に更新プログラムを配布、適用させることが可能です。弊社アーザスではMECMの構築から運用までサポートしています。お気軽にご相談下さい!