独自ドメインで使うOffice365!アーザスが選んだのは「.co.jp」
独自ドメインで Office365™ を使うことには様々なメリットがあります。
さっそく独自ドメインを取得して Office365 に適用させたいところですが、取得にはいくつかポイントがあります。
ここでは Office365 向けのドメイン取得について記載します。
取得するドメインの種類
まず取得するドメインの種類について考える必要があります。分かりやすく説明すると、自分が付けたいドメイン名の一番最後に来る文字のことです。
.co.jp や .com などにあたる部分です。
Office365 を使用する場合、どんな種類を選んだらよいのでしょうか。
企業で使うなら .co.jp ドメイン
日本国内の企業で使うならやはり .co.jp ドメインが一番よいです。ただ、この .co.jp を取得するためには以下のような制限があります。
- 国内で登録を行っている企業であること
- 窓口となる登録担当者情報を公開すること
- 他の .co.jp ドメインを既に取得していないこと
- ドメイン提出書類への捺印と印鑑登録証明が必要
会社を設立する前には仮登録を行ってくれるドメイン取得業者はありますが、組織情報・登録担当者情報・印鑑登録証明書のハードルは高いです。
弊社でも実際に .co.jp を取得しようとして、実際に使用できるまでに時間がかかりました。この .co.jp ドメインは手続きが面倒ですが、会社としての信頼度が上がるため、日本企業では好まれる傾向があります。
個人や設立が間もない会社なら .jp ドメイン
次に人気のあるドメインは .jp ドメインです。以下のように .co.jp よりは簡単に取得できます。
- 日本国内にいる人であれば誰でも可能
- 登録者情報を入力するが公開する必要はない
- 複数回登録することが可能
弊社でも当初はこの .jp ドメインを使用していました。設立したての日本の企業や、個人の方であればこちらでも良いと思います。
いくつでも .jp ドメインは取得可能ですが、.jp ドメインや .co.jp ドメインはコストが高いので最初はどちらか1個にした方がよいでしょう。
その他のドメイン名
他にも取得できるドメインの種類はたくさんあります。例えば .com や .net などがその代表です。アーザスブログでは .net を使用しています。
取得する種類が決まっていない場合は、一括検索で空いているドメインから好きなものを選ぶのも一つの選択肢です。
ただ、Office365 でメールを使用する場合などを考えるとやはり .co.jp か .jp がおすすめですね。
メールを受け取った相手の心象の問題です。
ドメインにかかる費用
ドメインの種類によってかかる費用が異なります。数百円から取得できるドメインもあります。Office365 の費用とは別に、ドメインの維持にも費用がかかりますので注意が必要です。
- .co.jpドメイン:5,000円/年~
- .jpドメイン:3,000円/年~
- .comドメイン:1,000円/年~
- その他ドメイン:100円/年~
取得業者選び
Office365 で使うドメイン取得業者ですが、価格と取得できるドメインの種類で選ぶことになると思います。
ただ、1つだけ忘れてはならない重要なことがあります。それは「ドメイン取得業者が Office365 のDNSレコードをサポートしているかどうか」です。
DNSレコードは、自分のドメインに対するトラフィックや、自分のドメインからのトラフィックが適切に送られるようにするためのものです。
選ぶ業者によってDNSレコードをサポートしている場合としていない場合があります。DNSレコードをサポートしていない場合、Office 365のメールなどの機能が使えない可能性がありますので事前に確認しましょう。
弊社が .co.jp ドメインを取得したのはSo-netです。実はSo-netはDNSレコードをサポートしていません。どうやって弊社は Office365 を独自ドメインで使用できたのかについては、また別の記事で書こうと思います。
いずれにしろ Office365 でドメインを取得する場合は、ドメイン取得業者がDNSレコードをサポートしているか注意する必要があります。
最後に
ドメインには種類や価格が様々あり、用途に応じて使い分ける必要があります。
Office365 のドメインに向いているドメイン名は .co.jp ドメインか .jp ドメインです。
.co.jp ドメインを取得するには多少の時間と労力がかかるかもしれませんが、それ以上に価値があることだと思います。