SCCM2012 机上評価
System Center 2012 Configuration Manager R2がリリース1年が経とうとしています。企業へのSCCMの普及はどの程度進んでいるのでしょうか。
もしくは現行システムがSCCM2007で稼働しているユーザ様も多くSCCM2012では何ができるの?と思っている方々も多いのではないでしょうか。
今回は机上でSCCM2012では何ができるのかをおさらいしたいと思います。
SCCM2012でできること
▼まずMS側のホワイトペーパーではSCCM2012では以下のような事ができると謳っています。
SCCMの機能と要点
- 各デバイスの構成情報やソフトウェア利用状況の収集
- アプリケーションやセキュリティ更新プログラムの効率的な配布
- 最適化されたオペレーティングシステムの展開やアップグレード
- SQL Server Reporting Serviceによる高度なレポート作成編集機能
- コンプライアンスに沿った各デバイスのシステム構成評価
- リモートツールによるクライアントコンピューターの遠隔管理
- Intel vPro と連携したBIOS レベルでの管理
- インターネット経由(HTTPSベース)でのクライアント管理
- System Center 2012 Endpoint Protection との連携によるマルウェア対策
- Exchange ActiveSync や、Windows Intuneと連携したモバイルデバイス管理
- Windows Phone 8, iOS, Android、Windows RT等に対応
- 電源構成管理 (省エネ対策等)
- 最大40万クライアントまで対応できる高いスケーラビリティ
→sccm2007からの機能
→sccm2007からの機能
→sccm2007からの機能
→sccm2007からの機能
→コンプライアンス評価は新しい機能でしょうか?
→sccm2007からの機能
→新機能!?使ったことないのでわかりません・・・。
→クラウドにサーバを置くってこと?それとも遠隔管理?
→新機能ですね!
→新機能ですね!
→新機能ですね!
→2007でもR2以降サポートしたような。
→sccm2007からの機能
各項目にコメントを入れてみました。
結局のところ何が変わったのかさっぱりわからないという人のために、かいつまんで説明いたします。
追加された新機能
- アプリケーションカタログ・コンプラインスシステム評価
- Endopintとの連携
- モバイルデバイスとの連携(Intuneなるものが必要らしい!)
- Windows以外の端末情報の収集
これらのことからSCCM2012ではモバイルデバイスに重きをおいてきているのが垣間見えます。サーフェイスなどのタブレット端末が普及した場合、紛失盗難など遠隔で端末情報を取得しリモートで対応できる必要性があるからだと考えられます。
SCCM2012にするメリット
- ユーザ側でインストールアンインストールプログラムをさせるPKGが作成できる
- コレクション設定が前より簡易化されており、クライアント追加が簡素化された。
- レポート機能が充実し、必要な情報など細かく分析できるようになった。
企業でタブレット端末などのPCを使っていないようなユーザからするとあまりSCCM2012にするメリットが無いように思います。
私自身がSCCM2012を導入し感じた恩恵は以上のような点で大いにあると考えています。
最後に
いずれも管理者側から見た利点ですが、コンソールを使う身としては大いに検討する価値があると思います。
次回は実際にホワイトペーパーを使って評価環境を構築、その他配信時のエッセンスなどをレポートしていきたいと考えております。
弊社ではSCCMに精通した社員が多くおりますので何かSCCMでお困りの事があればぜひ弊社までお声かけください。