[Windows 10]2021年4月累積的な更新プログラムがリリース!20H2/2004のKB5001330、1909のKB5001337など
2021年4月14日、MicrosoftからWindowsの2021年4月の「累積的な更新プログラム」(セキュリティ更新プログラム・月例パッチ)がリリースされました。
Windows 10 20H2/2004向けの「KB5001330」や、Windows 10 1909向けの「KB5001337」が含まれています。
今回取り上げているOSは
- Windows 10 20H2/2004/1909/1809
- Windows Server 2004/1909
- Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012
です。
Windows 10向けの.NET Frameworkの累積的な更新プログラムはリリースされていません。
不具合情報
(2021/4/19追記) KB5001330に複数の不具合
(2021/4/26追記) パフォーマンス低下問題を既知の問題のロールバック(KIR)で緊急アップデート
Microsoftのアナウンス
📝 [Release Notes Published] The following release notes coincide with Cumulative Updates for Tuesday, April 13th, 2021.
— Windows Update (@WindowsUpdate) April 13, 2021
更新プログラムの入手先
以下のチャネルから入手できます。
- Windows Update または Microsoft Update
- Microsoft Update カタログ
- Windows Server Update Services (WSUS)
ただ、セキュリティのみの更新プログラムは、「Windows Update または Microsoft Update」チャネルから入手することはできません。
Windows 10 version 20H2
累積的な更新プログラムの適用手順
累積的な更新プログラム
・KB5001330
マイクロソフトは、2021年3月にサポートされなくなったMicrosoft Edge Legacyデスクトップアプリケーションを削除しました。この2021年4月13日のリリースでは、新しいMicrosoftEdgeをインストールします。
[既知の不具合情報]
・システム証明書とユーザー証明書が失われる。
・日本語IMEでふりがなの入力を自動的に許可するアプリに漢字を入力すると、ふりがなの文字が正しく入力されない場合がある。
サービススタック更新プログラム
今月から、サービススタック更新プログラムは累積的な更新プログラムに統合されました。
Microsoft では、オペレーティング システムの最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) と、最新の累積的な更新プログラム (LCU) を組み合わせました。 0x800f0823 – CBS_E_NEW_SERVICING_STACK_REQUIRED というエラーが発生した場合は、この LCU をインストールする前に、エラー メッセージを閉じ、最後のスタンドアロンSSU(KB4598481)をインストールします。 今後の更新プログラムでは、この SSU (KB4598481) を再インストールする必要はありません。
今月のLCUには最新のSSUが含まれている(別途SSUをインストールしなくて良いとは言っていない)、という謎仕様です。
深く追求しても仕方がないですし、累積的な更新プログラムの適用で CBS_E_NEW_SERVICING_STACK_REQUIRED エラーが起きた場合のみ、サービススタック更新プログラム「KB4598481」を適用しましょう。
・KB4598481
Windows 10 version 2004
KBは Windows 10 version 20H2 と同じです。
Windows 10 version 1909
Windows 10 version 1909 Home / Pro / Pro for Workstation / Server SAC は2021年5月11日にサポートが終了します。
累積的な更新プログラムの適用手順
1. サービススタック更新プログラムの品質向上プログラム
最新のサービスタック更新プログラム(SSU)の前に適用しましょう。Windows Updateの場合は自動で適用されます。
・KB5001205
2. サービススタック更新プログラム
事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。
・KB5001406
累積的な更新プログラム
・KB5001337
[既知の不具合]
・システム証明書とユーザー証明書が失われる
Windows 10 version 1809
Windows 10 version 1809 Enterprise / Education / IoT Enterprise は2021年5月11日にサポートが終了します。
累積的な更新プログラムの適用手順
1. サービススタック更新プログラム
事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。
・KB5001404
2. 累積的な更新プログラム
・KB5001342
[既知の不具合]
KB4493509をインストールした後、一部のアジア言語パックがインストールされているデバイスには、”0x800f0982 – PSFX_E_MATCHING_COMPONENT_NOT_FOUND” というエラーが表示される場合があります。
Windows Server version 2004
KBは Windows 10 version 2004 と同じです。
Windows Server version 1909
KBは Windows 10 version 1909 と同じです。
Windows Server 2019
KBは Windows 10 version 1809 と同じです。
Windows Server 2016
累積的な更新プログラム適用手順
1. サービススタック更新プログラム
事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。
・KB5001402
2. 累積的な更新プログラム
・KB5001347
[既知の不具合]
KB4467684をインストールした後、グループポリシー「最小パスワード長」が14文字を超えて構成されていると、クラスターサービスがエラー「2245(NERR_PasswordTooShort)」で開始できない場合がある。
Windows Server 2012 R2
累積的な更新プログラムの適用手順
1. サービススタック更新プログラム
事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。
・KB5001403
2. 累積的な更新プログラム
・KB5001382
2. セキュリティ更新のみ
セキュリティ更新のみは、Windows Updateでは適用できません。
・KB5001393
[既知の不具合]
クラスター共有ボリューム(CSV)上にあるファイルまたはフォルダーに対して実行する名前変更などの特定の操作は 、「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」というエラーで失敗する場合があります。これは、管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行した場合に発生します。
Windows Server 2012
累積的な更新プログラム適用手順
1. サービススタック更新プログラム
事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。
・KB5001401
累積的な更新プログラム
・KB5001387
セキュリティ更新のみ
セキュリティ更新のみは、Windows Updateでは適用できません。
・KB5001383
[既知の不具合]
クラスター共有ボリューム(CSV)上にあるファイルまたはフォルダーに対して実行する名前変更などの特定の操作は 、「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」というエラーで失敗する場合があります。これは、管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行した場合に発生します。