[SCCM]Hyper-VでWindows10をOS展開!検証用ネットワークを作ろう

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[SCCM]Hyper-VでWindows10をOS展開!検証用ネットワークを作ろう

既存のネットワークとSCCM検証用のネットワークはできる限り分けた方が良いです。

既存のADとSCCM用のADが競合するなど、様々な悪影響が出るかもしれないからです。IT部門が禁じている会社もあるでしょう。

そんな方のために、この▼記事をベースに検証用ネットワークを作成する方法をご紹介します。

ネットワーク構成例

ネットワーク図

Hyper-Vホスト機のネットワーク接続

NICは2枚挿し

Hyper-Vホスト機を直接操作してもよいのですが、自席からリモートデスクトップで接続できた方がなにかと便利です。自席のPCは既存ネットワークにあるので、ホスト機も既存ネットワークに接続します。

ということで、SCCM検証用のネットワーク用のNIC、既存ネットワーク用のNIC、で2枚挿しです。

セットワーク接続の一覧

ホスト機のネットワーク接続は以下のようになっていると思います。

NIC一覧

① デフォルトの仮想スイッチ

Hyper-Vのホスト機に必ず作成される仮想スイッチです。削除してもいつの間にか復活します。

この仮想スイッチはNAPTのデフォルトゲートウェイとして機能し、ここに接続したマシンには 172.x.x.x/28 もしくは 192.168.x.x/28 の範囲で自動(DHCP)でIPが割り当てられます。

優秀なことに、マシンに固定IP(サブネットの範囲内のIP)を設定すると、バッティングしないようにIPアドレスが割り当てられます。ADサーバーやSCCMサーバーは固定IP、クライアントはDHCP、なんてこともできます。

要はこの仮想スイッチを使うと別ネットワークになります。欲しいのはこれだよと思ったのですが、ホスト機をリブートするたびにサブネットが変わってしまうんです。サーバーのIPが固定できないのはちょっと。変えない方法があるようなのですが、そこまでしてこの機能を使うモチベーションは無いので不採用です。

どうしてそんな仕様にしたし・・・。

② 外部仮想スイッチ

④のNICに対する共有の外部スイッチを作成すると現れます。

外部スイッチ

▼こんな風に設定します。
仮想スイッチ

IPアドレスは任意の固定IPにします。

デフォルトゲートウェイやDNSは空欄です。なぜなら③に既に設定されているからです。②にも設定されていると、ホスト機がどちらに問い合わせればよいのか分からなくなってしまいます。

③ 既存ネットワークに接続するNIC

既存ネットワークに接続できているのであれば特に設定変更はしません。

▼DHCPの場合。
既存ネットワークへのNIC

④ 2枚目のNIC

検証用ネットワークのために追加したNICです。表示はされていますが何の設定もできません。

②外部仮想スイッチ はこのNICに乗っかる形で機能しています。④は見た目はNICですが、実態は仮想のスイッチングハブなのです。

Hyper-Vの仮想マシンたちはこの仮想のスイッチングハブに接続することで、検証用ネットワークに参加することができます。

検証用ネットワークのルーター

家庭用の安価なルーターで十分です。弊社も使わなくなったWiFiルーターにセカンドライフを与えました。

LAN

④の追加したNICに接続します。

今回の例でのIPアドレスは 192.168.100.1/24 です。

なにかと便利なのでDHCPはONにしておいた方が良いでしょう。固定IPと被らないように割り当て範囲を設定するのを忘れずに。

WAN

既存ネットワークに接続します。これで ②外部仮想スイッチ に接続した仮想マシンがインターネットに接続できるようになります。

IPアドレスは既存ネットワークのDHCPから自動取得しましょう。

終わりに

以上の設定をすると、既存ネットワークと検証用ネットワークが分離されます。

既存ネットワークに検証環境を作った場合と使い勝手は変わりませんし、既存ネットワークに影響を与えないので好きにいじれます。