[不具合]Windows 10 2004に強制アップデートをするとブルースクリーン発生!DISMにも問題が
Windows 10 May 2020 Update (2004) がリリースされましたが、Windows UpdateでアップデートできるPCはまだ限られています。
「Windows Latest」によると、メディア作成ツールで強制アップデートするとブルースクリーンなど深刻な問題が発生する可能性があるようです。
更にWindowsのエンジニアには欠かせない「DISM」ツールが正しく動作しないとのこと。
(2020/6/11)不具合情報を追加しました。
現時点の既知の問題
- (2020/6/11追記)セカンドモニターに青/緑の波線が表示される。
- (2020/6/11追記)再起動すると「ドライブの最適化」の最後の実行ステータスが消える。
- DISMが誤ったステータスを返す。
- 可変リフレッシュレートは、Intel GPUを搭載したPCでは機能しない場合がある。
- RealtekドライバーのBluetooth接続の問題。
- Conexant ISSTオーディオドライバーが原因でブルースクリーンが発生。
- Thunderboltドックを接続または取り外しするとブルースクリーンが発生。
- Always On、Always Connected機能を備えたシステムでランダムに再起動する。
- GameInput Redistributableを使用しているアプリやゲームでは、マウス入力が機能しない場合がある。
- aksfridge.sysまたはaksdf.sysが存在する場合の起動の問題。
- Nvidia GPUドライバーのバージョン358.00以前ではブルースクリーンが発生。
- 古いハードウェアではインストールに数時間かかることがある。
- パフォーマンスの低下。
- ユーザープロファイルが読み込まれない。
- 古いドライバーを使用している場合、ブルースクリーンやグリーンスクリーンが発生する場合がある。
- Office Wordやホワイトボードなどのアプリを描画しようとすると、外部ディスプレイが黒くなる可能性がある。
- 外部ディスプレイが黒くなり、グラフィックスコントローラーもデバイスマネージャーで「問題がある」とマークされる。
Windows 10バージョン2004により、古いドライバーを搭載したPCでBSODが発生する
PCを強制的にアップグレードしようとすることもできますが、インストール中またはインストール後にブルースクリーンなどの問題が発生する可能性があります。
ユーザーとマイクロソフトは、古いデバイスドライバーを搭載したPCでアップデートを強制すると、ブルースクリーンが発生する可能性があることを確認しました。
Windows 10 2004がサポートしていないデバイスドライバーが入っているPCでは、強制アップデートは避けた方がよいと思います。
NVIDIAのディスプレイドライバーでブルースクリーン
マイクロソフトは、Nvidiaディスプレイドライバーのバージョンが358.00以前のPCに、2020年5月のアップデートのインストール中またはインストール後にブルースクリーンが表示されることを警告しています。
NVIDIAのドライバー問題は必ず発生するようですので、十分注意しましょう。
強制アップデートするなら、その前にデバイスドライバーを更新するのが吉
古いデバイスドライバーが原因なのであれば、デバイスドライバーを更新すれば問題が起きないかもしれません。
絶対ではありませんが、やる価値はあります。
問題が発生するPCはWindows Updateでのアップデートがブロックされている
マイクロソフトは影響を受けるコンピューターの更新を既にブロックしていると述べています。
Windows 10 2004に互換性の無いデバイスドライバーが入っている場合、Windows UpdateにWindows 10 2004アップデートが表示されないようです。
古いデバイスドライバーを更新しなくてもアップデートできるようになるまで、おとなしく待ちましょう。
問題が起きたらクリーンインストール
Windows 10 May 2020 Updateで問題が発生した場合、クリーンインストールは究極のトラブルシューティング手法であり、デバイスドライバー、サードパーティソフトウェア、構成エラー、レジストリの微調整、システム設定によって引き起こされるパフォーマンスや互換性の問題を排除できます。
問題が起きた(る)PCをどうしてもWindows 10 2004にアップデートしたいならクリーンインストールを検討しましょう。
「DISM」ツールでシステムイメージを修復しても、破損ステータスのまま
Windows 10 2004でブルースクリーンを発生するだけではなく、「DISM」ツールが正常に動作しないようです。
Windows 10バージョン2004はDISMツールを壊すようであり、デバイス上のコマンドラインベースのプログラムの問題を確認できました。2020年5月の更新では、DISMコマンドツールが不正な破損ステータスを報告する場合があります。たとえば、DISMツールから、修復しても破損が残っているというレポートを受け取る場合があります。
DISMの問題を修正するには、正しいステータスになるまで同じコマンドを複数回実行します。/ ScanHealthコマンドを使用して、DISMでWindows 10の問題が修正されていることを確認することもできます。
イメージのスキャン中に破損が見つかった場合、DISMスキャンの完了には時間がかかりますが、これはWindows 10のWindows Updateに関する問題に対処するための最良の方法の1つです。
マイクロソフトは以前、2020年6月の累積的な更新でDISMの問題を修正する予定であると述べました。
「DISM」ツールが実行できなくなる訳ではないようですが・・・。
最後に
特に理由が無いなら強制インストールはやめましょう。