導入するならJPQRとCloud Pay(クラウドペイ)どっち?
「PayPay」や「Line Pay」など、QRコードを用いた決済がたくさん登場しています。
しかし、いざお店で使おうと思ってもどの「Pay」が対応しているか分かりづらいです。お店としても全ての決済方法に対応しようとすると費用がかさみます。
そこで複数のQRコード決済をまとめて取り扱うことのできるサービスが登場しました。
2つのサービス
- JPQR
- クラウドペイ
という2つのサービスです。
JPQR
「一般社団法人キャッシュレス推進協議会」が策定した規格です。
MPMとCPMのどちらにも対応しています。
MPM(Merchant Presented Mode)は、店舗がQRコードを提示する方式のことです。ユーザーがスマホのカメラでQRコードを読み取ります。
CPM(Consumer Presented Mode)は、ユーザーがQRコードを提示する方式です。ユーザーが店舗にQRコード画面を見せます。
対応するQRコード決済
▼MPMの決済
- LINE Pay
- Origami Pay
- メルペイ
- d払い
- au PAY
- ゆうちょPay
- J-CoinPay
- YOKA!Pay
▼CPMの決済
- PayPay
開始時期
各社タイミングは異なりますが、最速では2019年8月1日に独自QRコードからJPRPへの切り替えが行われる予定です。
クラウドペイ
DGグループが提供するQRコード決済サービス
現状で対応するQRコード
- d払い
- Alipay ※中国のQR決済
- WeChat Pay ※中国のQR決済
- メルペイ
- LINE Pay
導入コスト
QR決済を導入するお店としては、いくら複数の支払い方法をまとめて導入できるからと言ってもコストは気になるところですよね。
そこで導入コストを比較してみました。
導入の検討
コストから考えると2021年までは決済手数料が0円となる「PayPay」「LinePay」などを試しに導入してみるのもありだと思います。
ただし、複数の規格を導入すると店員への負担がかかる場合もあるので注意が必要かと思います。
統一規格としては加盟店の多い「JPQR」がおすすめですが、実証実験が2019年8月からなので、実店舗への導入はまだ先になると思います。
中国からの旅行者をターゲットにする場合は 「CloudPay」の導入も視野に入れて検討してみるのも良いかもしれません。
こちらは2019年5月16日からサービスが提供されているので、「JPQR」と違い今すぐ導入することができます。
最後に
QR決済の統一規格があるといってもすべての決済を網羅できているわけではないので、顧客に応じた選択が必要になります。
統一規格を導入する前に、手数料が無料となっている決済を導入して反応を見てもいいかもしれません。