話題のキャッシュレス決済って何だ?プリペイドカードについて説明しよう

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話題のキャッシュレス決済って何だ?プリペイドカードについて説明しよう

弊社ではクレジットカードを使ったキャッシュレス決済のシステム構築に力を入れています。

そのキャッシュレス決済ですが、消費税増税後のポイント還元話やPayPay祭りなど何かと話題になり、どんどん導入が進んでいます。

この流れが後退することは無いでしょう。知識がないと確実に損をする時代に入りました。

そもそもキャッシュレス決済って何でしょう?どんなものがあるのでしょう?大まかに説明しようと思います。

キャッシュレス決済って何?

キャッシュレス決済って何?

通貨(キャッシュ)の直接取引をせず、通貨と同じ価値を持つ電子データを使って決済を行うことです。

銀行の口座残高やクレジットカードの信用情報、Suicaのチャージ金額などがその電子データにあたります。

通貨って何?

国や勢力が信用を元に発行する、決済で使える価値交換可能な何かのことです。紙幣や貨幣がそれにあたります。

紙幣はただの紙ですし貨幣は金属の板です。金(GOLD)とは違いそれ自体に何の価値もありません。そこに国が信用を元に価値を付与しているので、流通させることができます。みんなが信じているから成り立っている仕組みとも言えます。

それが崩れて国が信用を無くすと、通貨が価値を失いハイパーインフレのようなことが起きます。トラックいっぱいの紙幣=パン1個なんてことも。

暗号資産(旧仮想通貨)はキャッシュレス?

去年から今年にかけて呼び名が「仮想通貨」から「暗号資産」に変わりました。

通貨から格下げされ、法定通貨(国が発行する通貨)に換金可能な投機対象資産という扱いです。将来どうなるかは分かりませんが、今のところは経済圏が成立していないわけですから致し方ないです。

そんな暗号資産はキャッシュレスではありません。通貨ですらないので・・・。

ちなみに暗号資産は、特定の国や勢力の信用に依らない通貨を作ることがモチベーションとなっています。法定通貨とは対局にありますね。Falloutのヌカ・コーラのキャップに近いかも。

本記事での定義

法定通貨建て資産での電子決済のことを「キャッシュレス決済」と呼ぶことにします。

キャッシュレス決済の手段にはどんなものがある?

キャッシュレス決済の手段は大きく

  • 電子マネー
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • プリペイドカード

に分けられます。

他にも以下のように色々な分け方がありますが、のちのち必要に応じてご紹介します。

  • プリペイド/ポストペイ
  • Felica/NFC/バーコード
  • 国際ブランド/ハウスカード

今回は「プリペイドカード」について紹介します。

プリペイドカード

プリペイドカード

「プリペイド」とは決済する前に、通貨を電子データに換えておくものを指します。要するに使う前にチャージしておくものです。

SuicaやEdyはもちろんプリペイドですが、「電子マネー」で説明しますので今回は除外します。

プリペイドカードは、バーチャルカード、リアルカード、ハウスカードに分けられます。

バーチャルカード

カードレスとも呼ばれます。

ネット決済専用のプリペイドカードです。バーチャルなのでプラスチックカードはありません。

クレジットカードの国際ブランドのロゴが入り、カード番号も有効期限もあります。まるでクレジットカードのように使うことができます。

クレジットカードと違うのは、銀行口座や現金でチャージしなければ使えないところです。面倒な感じがしますが、使いすぎを防いだり不正利用されても最悪チャージ分で済むとも言えます。

他にもエンボス加工されていないとか、定期的な購入には使えないとか、ちょっとした違いがあります。

スマホアプリから即時発行できるからお手軽

Line Pay、VANDLE CARD、Kyashなどの有名どころはスマホアプリで発行することができます。

発行に本人確認はいらず、チャージはコンビニからもできますので、学生でも持てます。

一部クレジットカードからチャージできるものもある

Kyashはクレジットカードからチャージすることができます。

それを利用し、去年のPayPay祭りでは

PayPay

Kyash

クレジットカード

という組み合わせでのポイントの多重取りが流行りました。

リアルカード

バーチャルカードではなくリアルなプラスチックのカードが発行されます。

クレジットカードが使える実店舗で利用できるところが一番のメリットです。

ただ、ICチップが搭載されていないので暗証番号での認証ができません。端末にカードを縦に挿してテンキーで暗証番号を入力するアレです。その場合は使えないので、別の決済方法にしましょう。

ハウスカード

iTunesカードやAmazonギフトカード、PlayStation Networkカード、majica、QUOカード、図書カードなど、特定の店でしか使えないプリペイドカードです。古いところではテレホンカードやオレンジカードもそうです。

ハウスカードは各種ポイントの換金手段として使われることが多いのも特徴です。ヤフオクやメルカリに山ほど出品されていますね。

リカルカードのプリペイドカードが一番使い勝手がよい、と思う

個人的には一番使い勝手がよいのはプリペイドカードのリアルカードだと思います。

実店舗でだいたい使える

これが一番大きいです。クレジットカードしか使えないお店もまだまだたくさんあります。

ネット決済でもだいたい使える

使えなかったサイトは数えるぐらいしかありませんでした。

クレジットカードと紐付けられるならポイントの多重取りができる

プリペイドカード自体のポイント付与率が高い場合は、結構な勢いでポイントがたまります。

キャンペーンがお得

2019/3/22現在、LINE Payで20%のキャッシュバックキャンペーンが行われています。

LINE Payはクレジットカードを紐付けられませんが、20%は破格ですので今はLINE Pay一択です。リアルカードも対象ですので、使えるところではどんどん使ったほうがよいです。

こういうキャンペーンを見ていると、現金払いは損だけしかないように思えますね・・・。

使いすぎが防げる

クレジットカードはもちろん、QUICPayやiDのようなポストペイ型の場合、残高を意識せずに気楽に使ってしまいがちです。で、請求予定額を見て慌てることになりかねません。

まだまだ多い現金派が心配しているのはこれですから、プリペイドカードに対しては抵抗は少ないのではないでしょうか。

最後に

キャッシュレス決済といっても、実に様々な種類や方式があります。これからもどんどん新しいものが登場するでしょう。

それにつれ、知識が無いことで機会を逃すケースはこれからも増えると思います。PayPay祭りしかり、LINE Payキャンペーンしかりです。

次回もキャッシュレス決済についてご紹介します。