[解決][Excelが落ちる]32bit版Office365の月次チャネル(対象限定)バージョン2001で不具合![クラッシュ]
2020年1月17日に修正版 Version 2001 (Build 12430.20120) がリリースされています。
不具合が起きるのは「32bit版 月次チャネル(対象限定) バージョン2100 (ビルド 12430.20050)」です。(2020/1/17)
2020年1月14日にOffice 365の「月次チャネル(対象限定)」が更新され、バージョン2100 (ビルド 12430.20050) となりましたが、Excelが落ちる現象が多発しているようです。
32bit版の「月次チャネル(対象限定)」の同僚がその現象に当たってしまいました。パレットの色と実際のセル色が違う、シートをコピーすると落ちるなど、使いものになりません。
Microsoftから修正版がリリースされるまでの間は、前のビルドにロールバックして待ちましょう。
Microsoftからアドバイザリが出た
- 印刷、マクロの実行、ズームの使用などのシナリオでクラッシュする可能性がある
- 2020年1月17日(金)に前のバージョンに戻せるかも(戻すとは言っていない)
- バージョン2001、ビルド12430.20050、32bit版、Excel、英語以外の言語、Insider Slow(月次チャネル(対象限定))、の条件下でクラッシュ
前のビルドにロールバック
戻りたいバージョンのビルド番号を調べる
▼問題が発生している「月次チャネル(対象限定)」は、バージョン2100 (ビルド 12430.20050) です。
今回は一つ前のビルド、バージョン1912 (ビルド 12325.20288) にしてみましょう。
以下のサイトで前のビルド番号を調べます。
January 08, 2020
Version 1912 (Build 12325.20288)
ビルド番号が分かったら、番号の先頭に “16.0.” を追加した
16.0.12325.20288
をメモしておきましょう。後で使います。
Office 365のアプリケーションを全て閉じる
開いている状態では更新できませんので、全て閉じましょう。
C2Rクライアントでロールバック
管理者権限のコマンドプロンプトを起動
スタートボタン > [Windowsシステムツール] > [コマンドプロンプト]を右クリック > [その他] > [管理者として実行]
C2Rクライアントのフォルダへ移動
コマンドプロンプトで以下を入力します。
cd "C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\ClickToRun"
ビルド12325.20288へロールバック
メモしておいた
16.0.12325.20288
を指定し、Office 365をロールバックします。
コマンドプロンプトで以下を入力します。
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.12325.20288
すると・・・
▼インストーラーをダウンロード
▼インストール中
▼ロールバック終了
念のためバージョンを確認
▼ちゃんと バージョン1912 (ビルド 12325.20288) に戻っていますね
自動更新をオフに
せっかくロールバックしたのに問題のバージョンにアップデートされると困るので、自動更新はオフにしておきましょう。
こちらを参考にしてください。
問題が無いなら月次チャネルか半期チャネルに
月次チャネルの検証用に必要、いち早く新機能を使いたい、というようなモチベーションが無いのであれば、「月次チャネル(対象限定)」にする必要はないと思います。「月次チャネル」か「半期チャネル」にしましょう。
特に仕事で使う場合は安定性を優先すべきです。
最後に
Office Insiderとはいえ致命的ですので、近々修正プログラムがリリースされると思います。