【2026年版】5分でわかるMECMの基本!パッチ管理やインベントリ管理で何ができる?

株式会社アーザスです。
名称の変更が多く、機能も多岐にわたるMECM(MCM)。
「詳しく調べる時間はないけれど、主要な機能だけは把握しておきたい」という方に向けて、実務で役立つ機能に絞ってかいつまんで紹介します。
パッチ管理とインベントリ管理。この2つでPC管理がどう変わるのか、最短ルートで解説していきます。
MECMって何?
MECMを一言で表すと、以下のようなものです。
「企業や学校などのWindows PC を大量にまとめて管理するためのサーバー製品」
このシステムを導入することで、ソフトウェアの配布、パッチ適用、資産管理、OS展開などを自動化できます。バラバラに管理されていた端末を一つの画面で制御できるようになるため、IT管理者の負担を劇的に減らすことが可能です。
名称の遍歴
MECMは、時代に合わせて何度もその名前を変えてきました。
- SMS(System Management Server)
- SCCM(System Center Configuration Manager)
- MECM(Microsoft Endpoint Configuration Manager)
- MCM(Microsoft Configuration Manager)
現在は「MCM」が正式名称ですが、業界内や技術コミュニティでは今でも「MECM」という呼称が最も浸透しています。そのため、本記事でも馴染みのあるMECMという表記で解説を進めます。
MECMの機能は膨大ですが、実務の要となる「パッチ管理」と「資産管理」を取り上げます。
MECMの機能①:パッチ管理
パッチ管理とは、各PCへのセキュリティ更新プログラムを中央でコントロールし、自動で配信・適用状況を確認する仕組みのことです。
MECMを活用する最大の目的は、「組織全体の安全を守り、止まらない業務環境を作ること」にあります。
パッチ管理のメリット
セキュリティを鉄壁にできる
OSを常に最新状態に保つことで、外部からの不正アクセスやウイルス感染のきっかけとなる「脆弱性(セキュリティの穴)」を確実に塞ぎます。
最新の利便性をすぐに届けられる
新機能やパフォーマンス改善をいち早く全社に展開できるため、社員が常に快適で効率よく働ける環境をキープできます。
もし管理を怠ると・・・
古いバージョンのまま放置されたPCは、いわば「カギの壊れた家」と同じです。そこを突かれてサイバー攻撃を受けると、機密情報の漏洩やシステム全停止など、取り返しのつかない損害を招く恐れがあります。そんな「万が一」を防ぐための、最も基本的で重要な対策がパッチ管理なのです。
ビルド番号で状況を可視化
MECMなら、各PCの「OSビルド番号」を一覧で確認できます。

ビルド番号とは、OSのバージョンを細かく識別するための数字です。

例えば「10.0.26100」であれば、これはWindows 11の「24H2」だな、といったことが判別可能です。
また、配信のタイミングをコントロールできるのもMECMの強みです。

図のように「まずはテスト環境 → 次に一部の部署 → 最後に全社」といった段階的な展開ができるため、配信によるトラブルを最小限に抑えられます。
MECMの機能②:インベントリ管理
インベントリ管理は、「PCの健康診断書・構成リスト」の自動作成機能です。
各PCにどのようなパーツが使われているか、どんなソフトが入っているか、OSのバージョンは何か、といった詳細な情報を自動で収集します。

この情報を活用することで、以下のような高度な運用が可能になります。
- ライセンスが不足していないか、逆に余っていないかのチェック
- サポートが終了した古いソフトウェアの特定
- PCのスペック不足によるリプレイス計画の立案
MECMを更に知るために
アーザスでは、これまで培ってきた豊富な構築・運用実績をもとに、MECMの各機能について深掘りした記事を多数公開しています。より実践的な使い道を知りたい方は、ぜひ併せてご覧ください。
まとめ
MECMは、Windows PCの大量管理を劇的に楽にする強力なツールです。
パッチ管理やインベントリ管理を使いこなすことで、セキュリティの強化とIT管理者の工数削減を同時に実現できます。
アーザスでは、お客様の環境に合わせたMECMの構築から、その後の運用・保守までトータルでサポートしています。PC管理にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。



