[修正済]再びWindowsの印刷スプーラーにゼロデイ脆弱性CVE-2021-34481
Windowsの印刷スプーラー(Print Spooler)サービスにゼロデイ脆弱性CVE-2021-34481が発見されました。この脆弱性を悪用されるとSYSTEM権限で任意のコードを実行される可能性があります。
先日話題になったCVE-2021-34527 (通称 PrintNightmare)とは異なります。
現時点で修正プログラムは提供されていませんが、印刷スプーラーサービスを無効にすることで回避できます。
8月の累積的更新プログラム「KB5005033」でこの脆弱性は修正済です。
公式アナウンス
問題の概要
Windows印刷スプーラーサービスが特権ファイル操作を不適切に実行すると、特権の昇格の脆弱性を突くことができます。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、SYSTEM権限で任意のコードを実行する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムをインストールする可能性があります。データを表示、変更、または削除する。または、完全なユーザー権限で新しいアカウントを作成します。
攻撃者は、この脆弱性を悪用するために、被害者のシステムでコードを実行する権限を持っている必要があります。
この脆弱性の回避策は、印刷スプーラーサービスを停止して無効にすることです。
印刷スプーラーサービスを停止し無効にする方法
こちらの記事を参考にしてください。
最後に
現在修正プログラムを開発中とのことです。
状況が変わり次第、更新します。