Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5008223」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が多いため、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2021年12月14日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5008223」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/1/6更新)日本語IME、テキストカーソルの不具合
(2022/1/6更新)12月の更新プログラムインストール後、サーバーが応答停止する不具合
情報ソース
Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5008223」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
日本語IME、テキストカーソルの不具合
2021年11月の更新プログラムプレビュー以降の更新プログラムをインストール後、日本語IMEを使用したテキスト入力が正常に行われなかったり、テキストカーソルが勝手に移動する不具合が確認されています。
回避策
Microsoftは、この不具合を既知のロールバック(KIR)で修正する予定です。
この不具合は最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると早く修正されることがあります。
組織などで管理下に置いているPCの場合はグループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法を参照して下さい。
既知の不具合
12月の更新プログラムインストール後、サーバーが応答停止する不具合
サインインなどのサーバー全体の処理が遅くなったり、時間の経過とともに画面が真っ暗になるなど、最終的にサーバーが応答しなくなる不具合がWindows Server環境で確認されています。
回避策
緊急修正パッチKB5010197がリリースされています。
スマートカード認証使用時に接続の認証に失敗する不具合
この更新プログラムをインストール後、リモート デスクトップを使用して信頼されていないドメイン内のデバイスに接続すると、スマートカード認証を使用するときに接続の認証に失敗することがあります。
「 [デバイス名] への接続に使用された資格情報が機能しません。 新しい資格情報を入力してください。」や、赤色の「ログイン試行に失敗しました」というメッセージが表示されます。
回避策
この不具合は 既知の問題のロールバック (KIR)を行うと改善されます。
12月の累積更新プログラム一覧
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