Windows Server 2012 R2向け累積更新プログラム「KB5018474」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年10月11日(現地時間)にリリースされたWindows Server 2012 R2向け累積更新プログラム「KB5018474」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/10/24更新)2022年10月28日からヨルダンの夏時間変更で発生する可能性のある問題
(2022/10/18更新)[修正済]SSL/TLS接続のハンドシェイクエラー
情報ソース
Windows Server 2012 R2向け累積更新プログラム「KB5018474」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
随時更新予定
既知の不具合
10月累積更新プログラムの修正パッチによりAD参加に失敗する
2022年10月28日からヨルダンの夏時間変更で発生する可能性のある問題
2022年10月5日にヨルダン政府は冬時間の夏時間(DST)タイムゾーンの変更を終了する公式発表を行いました。
2022年10月28日金曜日の午前12:00から、公式時間は1時間進むことはなく、永久にUTC+3タイムゾーンに移行します。
この変更による影響は以下の通りです。
・Windowsおよびアプリに表示される時刻は正しくありません。
・Microsoft TeamsやMicrosoft Outlookなどの不可欠な機能に日付と時刻を使用するアプリやクラウドサービス、通知、会議のスケジュールは1時間ずれている可能性があります。
・スケジュールされたタスクなど、日付と時刻を使用する自動化は予期された時間に実行されない可能性があります。
・トランザクション、ファイル、およびログのタイムスタンプが1時間ずれます。
・Kerberosなどの時間依存プロトコルに依存する操作は、ログオンまたはリソースへのアクセスを試みるときに認証エラーを引き起こす可能性があります。
・ヨルダン以外のWindows デバイスおよびアプリも、ヨルダンのサーバーやデバイスに接続している場合、または別の場所またはタイム ゾーンからヨルダンで開催される会議をスケジュールまたは参加している場合に影響を受ける可能性があります。
回避策
※ヨルダン以外のWindowsデバイスでは以下の回避策を使用しないでください。
Microsoftは2022年10月下旬にこの問題を修正したプレビューリリースの配信を予定しています。
1.「設定」>「日付と時刻」>「日付と時刻の設定」へ移動します。
2.「夏時間に合わせて自動的に調整」をオフにする
▼コントロールパネルから設定する場合
1.「コントロールパネル」>「時計と地域」>「日付と時刻」>「タイムゾーンの変更」に移動します。
2.「夏時間に合わせて時計を自動的に調整する」オプションのチェックを外します。
[修正済]SSL/TLS接続のハンドシェイクエラー
9月の更新プログラムでグループポリシーを使用したファイルコピーが失敗する
10月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows Server 2012 R2累積更新プログラム不具合
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