[Windows 10・11/Server]2021年10月累積更新プログラム公開!KB5006674、KB5006670、KB5006672、KB5005573など

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[Windows 10・11/Server]2021年10月累積更新プログラム公開!KB5006674、KB5006670、KB5006672、KB5005573など

2021年10月12日(現地時間)、MicrosoftからWindowsの2021年10月の累積更新プログラム(セキュリティ更新プログラム・月例パッチ・「B」リリース・Patch Tuesday)が公開されました。

Windows 11 version 21H2「KB5006674」、Windows 10 21H1/20H2/2004「KB5006670」、Windows Server 2019「KB5006672」、Windows Server 2016「KB5005573」、Windows Server 2012 R2「KB5006714」、Windows Server 2012「KB5006739」などが含まれています。

また、問題となっているHyper-Vのリモートコード実行の脆弱性(CVE-2021-40461)が修正されました。

記事の対象OS

  • Windows 11 version 21H2
  • Windows 10 version 21H1/20H2/2004
  • Windows Server version 20H2/2004
  • Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012

Microsoftのアナウンス

更新プログラムの入手先

以下のチャネルから入手できます。

  • Windows Update または Microsoft Update
  • Microsoft Update カタログ
  • Windows Server Update Services (WSUS)

ただ、セキュリティのみの更新プログラムは、「Windows Update または Microsoft Update」チャネルから入手することはできません。

クライアント

Windows 11 version 21H2

累積更新プログラム

・KB5006674

[主な更新内容]
・Hyper-Vのリモートコード実行の脆弱性(CVE-2021-40461)の修正

・「Intel Killer」、「SmartByte」などのネットワークソフトウェアとWindows 11の互換性エラーの修正

[既知の問題]

▼この更新プログラムの不具合は以下の記事を参照して下さい。

Windows 10 version 21H1

1. 適用の前提条件

[Windows Server Update Services (WSUS) 、もしくはMicrosoft Update Catalogのスタンドアロンパッケージの場合]

2021年5月11日の更新プログラム(KB5003173)以降のLCUがインストールされていない場合は、2021年8月10日のSSU(KB5005260)を適用する必要があります。

・KB5005260

2. 累積更新プログラム

・KB5006670

[主な更新内容]
・Hyper-Vのリモートコード実行の脆弱性(CVE-2021-40461)の修正

・セキュリティ機能EAFを利用する環境で、Microsoft OfficeやAdobe Readerなどの一部のアプリケーションが開かない不具合を修正

[既知の問題]

▼この更新プログラムの不具合は以下の記事を参照して下さい。

Windows 10 version 20H2

Windows 10 version 21H1 を参照。

Windows 10 version 2004

Windows 10 version 21H1 を参照。

サーバ

Windows Server version 20H2

Windows 10 version 21H1 を参照。

Windows Server version 2004

Windows 10 version 21H1 を参照。

Windows Server 2019

累積更新プログラム適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5005112

2. 累積更新プログラム

・KB5006672

[主な更新内容]
・Hyper-Vのリモートコード実行の脆弱性(CVE-2021-40461)の修正

・セキュリティ機能EAFを利用する環境で、MicrosoftOfficeやAdobeReaderなどの一部のアプリケーションが開かない不具合を修正

・パッケージをクライアントに送信する前に、インターネットプリントサーバーが変更されたプリンタプロパティを適切にパッケージ化できない問題の修正

[既知の問題]

▼この更新プログラムの不具合は以下の記事を参照して下さい。

Windows Server 2016

累積更新プログラム適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5005698

2. 累積更新プログラム

・KB5005573

[主な更新内容]
・ユーザーがリモートデスクトップまたはHyper-V拡張セッションを介してディレクトリサービス復元モード(DSRM)を使用してドメインコントローラーにサインインできない可能性がある問題の修正

・ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル(LDAP)バインドキャッシュがいっぱいで、LDAPクライアントライブラリが参照を受信したときに発生する問題の修正

・接続が閉じたときにシステムがバインディングオブジェクトを削除するときに発生する競合状態によって引き起こされるリダイレクタ停止エラーの修正

・即時タスクアクションのグループポリシー設定を構成する場合など、削除タイマーがアクティブ化されたときに即時タスクの削除を妨げる問題の修正

・Internet Explorer11からMicrosoft Edgeへのエンタープライズモードサイトリストのリダイレクトに影響する問題の修正

・jscript9.dllのジャストインタイム(JIT)動作に関する問題の修正

・インターネットプリントサーバーがクライアントに送信するドライバーをパッケージ化できない問題の修正

・UxSFプールタグからの非ページプール(NPP)リークに関する問題の修正

・以下のレジストリキーにグループポリシー設定「ピリオドまたはドット(。)で区切られたIPアドレスを完全修飾ホスト名と交換可能に構成する機能」を実装

▼レジストリキーの値が「1」(有効)に設定されます。

HKLM\Software\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\PointAndPrint\RestrictDriverInstallationToAdministrators

[既知の問題]
▼この更新プログラムの不具合は以下の記事を参照して下さい。

Windows Server 2012 R2

累積更新プログラムの適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5001403

2. 累積更新プログラム

・KB5006714

[主な更新内容]
・ユーザーがWindowsServer 2012R2を実行しているサーバーでDCOMアクティベーションの失敗を追跡する方法がない問題の修正

・インターネットプリントサーバーがクライアントに送信するドライバーをパッケージ化できない問題の修正

・Security Account Manager(SAM)イベントがイベントビューアに正しく表示されない問題の修正

・以下のグループポリシー設定で、ピリオドまたはドット(。)で区切られたIPアドレスを完全修飾ホスト名と交換可能に構成する機能の追加

・以下のレジストリキーにグループポリシー設定「ピリオドまたはドット(。)で区切られたIPアドレスを完全修飾ホスト名と交換可能に構成する機能」を実装

▼レジストリキーの値が「1」(有効)に設定されます。

HKLM\Software\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\PointAndPrint\RestrictDriverInstallationToAdministrators

[既知の問題]
▼この更新プログラムの不具合は以下の記事を参照して下さい。

2. セキュリティ専用更新プログラム

・KB5006729

セキュリティ専用更新プログラムを使用している場合は、以前のすべてのセキュリティ専用更新プログラムと Internet Explorer の最新の累積更新 ( KB5006671 )もインストールする必要があります。

セキュリティ専用更新プログラムは、Windows Updateでは適用できません。

[既知の問題]
・クラスター共有ボリューム(CSV)上にあるファイルまたはフォルダーに対して実行する名前変更などの特定の操作は 、「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」というエラーで失敗する場合があります。これは、管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行した場合に発生します。

Windows Server 2012

累積更新プログラム適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5001401

2. 累積更新プログラム

・KB5006739

[主な更新内容]
・ドライバーが複数のコード署名署名で署名されている場合にドライバーがインストールされない可能性がある問題の修正

・インターネットプリントサーバーがクライアントに送信するドライバーをパッケージ化できない問題の修正

・レジストリのグループポリシー設定の実装&「ピリオドまたはドット(。)で区切られたIPアドレスを完全修飾ホスト名と交換可能に構成する機能」の追加

▼以下レジストリキーの値が「1」(有効)に設定されます。

HKLM\Software\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\PointAndPrint\RestrictDriverInstallationToAdministrators

[既知の問題]

▼この更新プログラムの不具合は以下の記事を参照して下さい。

2. セキュリティ専用更新プログラム

・KB5006732

セキュリティ専用更新プログラムを使用している場合は、以前のすべてのセキュリティ専用更新プログラムと Internet Explorer の最新の累積更新 ( KB5006671 )もインストールする必要があります。

セキュリティ専用更新プログラムは、Windows Updateでは適用できません。

[既知の問題]

・クラスター共有ボリューム(CSV)上にあるファイルまたはフォルダーに対して実行する名前変更などの特定の操作は 、「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」というエラーで失敗する場合があります。これは、管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行した場合に発生します。

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