[Windows 10 21H1]2021年7月累積更新プログラム公開!KB5004237,KB5004238など

Windows
2021年7月累積更新プログラム

2021年7月14日、MicrosoftからWindowsの2021年7月の累積更新プログラム(セキュリティ更新プログラム・月例パッチ)がリリースされました。

Windows 10 21H1/20H2/2004向けの「KB5004237」、Windows Server 2019「KB5004244」、Windows Server 2016「KB5004238」などが含まれています。

「PrintNightmare」への対処、Adobe Flashの削除などが行われています。

.NET Frameworkの累積的な更新プログラムもリリースされています。

記事の対象OS

  • Windows 10 version 21H1/20H2/2004
  • Windows Server version 20H2/2004
  • Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012

Microsoftのアナウンス

更新プログラムの入手先

以下のチャネルから入手できます。

  • Windows Update または Microsoft Update
  • Microsoft Update カタログ
  • Windows Server Update Services (WSUS)

ただ、セキュリティのみの更新プログラムは、「Windows Update または Microsoft Update」チャネルから入手することはできません。

クライアント

Windows 10 version 21H1

1. 適用の前提条件

2021年6月の累積更新プログラムと同様、2021年7月に関しても適用の前提条件があります。

[Windows Server Update Services (WSUS) の場合]
最新の累積更新プログラムをインストールする前に、2021年5月11日更新プログラム(KB5003173)をインストールする必要があります。
・KB5003173

[オフラインイメージのサービスと管理 (DISM.exe) の場合]
オフラインイメージに 2021年2月24日(KB4601382)以降の累積更新プログラムが含まれている場合は、2021年1月12日のSSU(KB4598481)と、2021年5月11日累積更新プログラム(KB5003173)をインストールする必要があります。

・KB4598481

・KB5003173

2. 累積更新プログラム

・KB5004237

[既知の不具合情報]
・システム証明書とユーザー証明書が失われる。


・日本語IMEでふりがなの入力を自動的に許可するアプリに漢字を入力すると、ふりがなの文字が正しく入力されない場合がある。
・カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindows10をインストールした環境では、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合がある。

.NET Framework

.NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム

・KB5003537

Windows 10 version 20H2

Windows 10 version 21H1 を参照。

Windows 10 version 2004

Windows 10 version 21H1 を参照。

サーバ

Windows Server version 20H2

Windows 10 version 21H1 を参照。

Windows Server version 2004

Windows 10 version 21H1 を参照。

Windows Server 2019

累積更新プログラム適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5003243

2. 累積更新プログラム

・KB5004244

[既知の不具合情報]
・一部のアジア言語パックがインストールされているデバイスは、「0x800f0982–PSFX_E_MATCHING_COMPONENT_NOT_FOUND」エラーとなる場合がある。
・クラスターネットワークドライバーが見つからないため、クラスターサービスの開始に失敗する場合がある。

.NET Framework

.NET Framework 3.5、4.7.2 および 4.8 の累積更新プログラム

・KB5004228

Windows Server 2016

累積更新プログラム適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5001402

2. 累積更新プログラム

・KB5004238

.NET Framework

.NET Framework 3.5、4.7.2 および 4.8 の累積更新プログラム

・KB5004115

Windows Server 2012 R2

累積更新プログラムの適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5001403

2. 累積更新プログラム

・KB5004298

2. セキュリティ専用更新プログラム

・KB5004285

セキュリティ専用更新プログラムを使用している場合は、以前のすべてのセキュリティ専用更新プログラムと Internet Explorer の最新の累積更新 ( KB5004233 )もインストールする必要があります。

セキュリティ専用更新プログラムは、Windows Updateでは適用できません。

[既知の不具合]

クラスター共有ボリューム(CSV)上にあるファイルまたはフォルダーに対して実行する名前変更などの特定の操作は 、「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」というエラーで失敗する場合があります。これは、管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行した場合に発生します。

.NET Framework

.NET Framework 4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ

・KB5004118

.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ

・KB5004231

.NET Framework 4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 のセキュリティおよび品質ロールアップ

・KB5004122

Windows Server 2012

累積更新プログラム適用手順

1. サービススタック更新プログラム

事前の適用が強く推奨されています。Windows Updateの場合は自動で適用されます。

・KB5001401

2. 累積更新プログラム

・KB5004294

2. セキュリティ専用更新プログラム

・KB5004302

セキュリティ専用更新プログラムを使用している場合は、以前のすべてのセキュリティ専用更新プログラムと Internet Explorer の最新の累積更新 ( KB5004233 )もインストールする必要があります。

セキュリティ専用更新プログラムは、Windows Updateでは適用できません。

[既知の不具合]

クラスター共有ボリューム(CSV)上にあるファイルまたはフォルダーに対して実行する名前変更などの特定の操作は 、「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」というエラーで失敗する場合があります。これは、管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行した場合に発生します。

.NET Framework

.NET Framework 4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ

・KB5004117

.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ

・KB5004230

.NET Framework 4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 のセキュリティおよび品質ロールアップ

・KB5004121