[Windows 11]最小要件を満たさないPCに「抜け穴」を使ってインストールするのは危険かも!?

Windows
要件を満たしていないPCに「抜け穴」でWindows 11をインストールするのは危険!?

Windows 11の最小要件を満たさないPCでも、「抜け穴」を使えばWindows 11をインストールすることが可能です。

しかし、Windows Updateを通じて品質更新プログラムを正常に受け取れない可能性や、PCやアプリのクラッシュ頻度が増えるなどの重大なリスクがMicrosoftによって確認されています。

(2021/9/21更新)Microsoftが再リリースしたWindows 11のPC正常性チェックアプリへのリンクを追加

情報ソース

Windows 11の最小要件を満たさないPCに「抜け穴」を使ってWindows 11をインストールすると、Windows Updateを通じて品質更新プログラムを正常に受け取れない可能性があるなどのリスクが発生することがMicrosoftによって確認されています。

「抜け穴」ってどんな方法?

Windows 11のディスクイメージ(ISOファイル)を使い、手動でインストールする方法です。この方法を使えばWindows 11の最小要件を満たさないPCでもインストールが可能です。

PCがWindows 11に対応しているか確認せず、対応していないPCにディスクイメージを使ってインストールしてしまう可能性があるので注意しましょう

「抜け穴」でWindows 11をインストールした場合のリスク

リスク

「抜け穴」を使ったWindows 11のインストールは以下のようなリスクが伴います。

  • Windows Updateの更新が正常に受け取れない可能性
  • カーネルモードのクラッシュ(ブルースクリーン)が多くなる
  • アプリがフリーズしやすくなる

Windows Updateの更新が正常に受け取れない可能性

「抜け穴」を使って対応されていないPCにWindows 11をインストールすると、Windows Updateを介して品質更新プログラムが正常に受け取れない可能性があります。

Microsoftの関係者によると、毎月の累積更新プログラム取得も保証できない上、将来的にMicrosoftが対応されていないPCの更新を完全にブロックする可能性すらあると述べています。

カーネルモードのクラッシュ(ブルースクリーン)が多くなる

Windows 11を対応していないPCでは、カーネルモードのクラッシュ(ブルースクリーン)が52%ほど高くなる結果が確認されています。

アプリがフリーズしやすくなる

Windows 11を対応していないPCでは、アプリのフリーズする確率が17%ほど高くなる結果が確認されています。

Microsoftによるとファーストパーティアプリの場合、43%多くのクラッシュを確認しているとのことです。

Windows 11のPC正常性チェックアプリで対応機種か確認しよう

要件チェックツール

MicrosoftはPCがWindows 11に対応しているかチェックできる「Windows 11のPC正常性チェックアプリ」を提供しています。「互換性の確認」からダウンロード可能です。

Windows 11のディスクイメージ(ISOファイル)でインストールすると、最小要件を満たさないPCでもインストールできてしまいます。インストールする前にWindows 11をインストールする予定のPCがWindows 11の最小要件に対応しているか確認しておきましょう。

Windows 11特設サイトからダウンロードする(2021/9/21更新)

▼PC正常性チェックアプリについては別記事を参照して下さい。

終わりに

Windows Updateの更新が正常に受け取れない可能性があるため、本番環境で「抜け穴」を使ったインストールは絶対に行わない、または「Windows 11の互換性チェックアプリ」でインストールするPCがWindows 11の最小要件に対応しているか確認してからインストールするようにして下さい。

Windows Latestによると、Microsoftは「抜け穴」を使った方法を無効にするつもりはないようです。

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