2020年1月14日に長かった Windows 7 のサポートがとうとう終了してしまいます。

終了は前から言われていたことですので、企業側も Windows 10 へのリプレイスなどを含めて前々から計画し移行されたのではないでしょうか。

とは言うもののまだまだ移行できていない端末もあると思います。

2020年1月15日からの Windows 7 のサポートはどうなるのでしょうか。

サポートは延長できるのか

結論を申し上げますと、特定の条件さえ満たせば延長することが可能です。

またその条件さえクリアすれば、12か月単位で契約し最大3年間サポートが利用可能になります。

延長の条件 〜 その１

Windows 7 のエディションが Professional もしくは Enterprise である必要があります。

• Windows 7 Home Basic　→　×
• Windows 7 Home Premium　→　×
• Windows 7 Professional →　〇
• Windows 7 Enterprise　→　〇

Home エディションは対象外です。

延長の条件 〜 その２

Microsoft のパートナーであるクラウドソリューションプロバイダー（CSP）を通じて、Windows 7  拡張セキュリティ更新プログラム（ESU）を購入する必要があります。

価格は一般公開されていませんが、以下の価格だと言われています。

更新するたびに前年の価格が上乗せされますので高いです。これなら端末を新規購入する方が圧倒的に安いですね。

延長の条件 〜 その３

ESU を購入する前に、以下の更新を適用する必要があります。

更新を適用後、アクティベートが必要です。

サポート終了後はどうなるのか

サポート終了と聞くと、すぐに使えなくなるのでは？と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

ただそのまま使い続けるとセキュリティの脆弱性が見つかった場合もサポートされませんので、セキュリティリスクが高まります。

早めに切り替える必要があると思います。

アーザスからの提案

Windows 7 の端末は問答無用で Windows 10 に切り替えた方が良いです。

ただ企業によってはシステム上の都合で残さざるを得ない場合があります。そんな時は端末を残すより、VDIなど仮想環境を用意して残す方が安全性が高いと思います。

また今までいろいろな現場を見てきましたが、Windows 10 でシステムが全く動かないということはあまり起きていません。

システムの一部を改修するなどの処置で対応できているように思います。

最後に

「窓辺ななみ」さん、本当にお疲れ様でした。僕らの時代を築いてくれた優秀なOSだったと思います。

今後は「窓辺とおこ」さん一本でいくと言われていますが、果たして本当にそうなるのでしょうか。