Windows 11 22H2不具合情報まとめ

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Windows 11 22H2不具合情報まとめ

この記事ではWindows 11バージョン22H2で確認されている不具合とその回避策についてまとめています。

(2023/10/11更新)BitLockerがMDMで65000 エラーを受け取る
(2023/10/3更新)KB5030310とAMDドライバーの互換性の問題
(2023/9/7更新)ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが修正
(2023/8/28更新)ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが表示される

Windows 11 23H2不具合はこちら

情報ソース

ユーザー報告されている不具合

KB5030310とAMDドライバーの互換性の問題

9月26日の更新プログラムKB5030310とAMDドライバー(バージョン23.9.3)の互換性の問題により、システムが再起動されるたびにAMDのパフォーマンスプロファイル設定がデフォルトに戻る不具合が報告されています。

ユーザーの報告によると、ゲームがフリーズ、中断される、ヘッドフォン使用時に耳障りな音が発生するなどのほか、「予期しないシステム障害のため、デフォルトのパフォーマンス チューニング設定が復元されました。」というメッセージが時々ポップアップ表示されたとのこと。

回避策

AMDコミュニティのユーザーによると、Windows Copilotをオフにすることで解消するとのこと。

1.コマンドラインインターフェイス「ViveTool」を開きます。

2.以下のコマンドを貼り付けて実行するとWindows Copilotがオフになります。

./vivetool /disable /id:44774629,44776738,44850061,42105254,41655236

KB5026446が自動的にインストールされ、不具合が発生する

アプリが開かない、最終的にシステムがフリーズするなどの不具合が報告されています。

AMDソフトウェアの起動に失敗する

モバイルおよびオールインワン (AIO) プラットフォームを含む一部の Windows 10 / Windows 11システムでAMDソフトウェアを起動しようとすると、次の警告が表示される場合があります。(警告ダイアログボックスを終了すると、AMD ソフトウェアは起動しません。)

▼警告ダイアログ

「Windows Update may have automatically replaced your AMD Graphics driver(Windows UpdateによりAMDグラフィックスドライバーが自動的に交換された可能性があります)」

Windows Updateにより、現在インストールされているAMDソフトウェアのバージョンと互換性のない AMD Radeon™ グラフィックス製品用のユニバーサルWindowsプラットフォーム (UWP) ドライバーがインストールされていることが原因とのこと。

回避策

・【回避策1】Windows Update による AMD Radeon グラフィックス用ドライバーのインストールを停止します。

手順については、Microsoftの記事を参照してください

・【回避策2】
AMD.comから入手可能な最新のパッケージを使用してAMDソフトウェアを再インストールします。

▼再インストール方法はこちら

22H2アップグレード後、Active Directoryに接続できない

Microsoft Q&Aに寄せられたコメントによると、ドメインコントローラーに接続せずにWindows 11 22H2へアップグレードした場合、Active Directoryに接続できなくなる場合があります。

ネットワークリソースにアクセスしようとすると、「システムが認証要求を処理するためにドメイン コントローラに接続できません。後でもう一度やり直してください」と表示されたとコメントしているユーザーもいます。

回避策

Windows 11 22H2アップグレード前にドメインコントローラーに接続するか、Windows 11 21H2へダウングレードすることで解消される場合があります。

ポップアップ「今すぐ再起動」で再起動が実行できない

WindowsUpdateの実行後、画面右下に表示されるポップアップ「デバイスは、更新するためにアクティブ時間外に再起動されます。」から再起動が実行できない場合があります。

回避策

スタートメニューから再起動することで回避可能です。

既知の不具合

BitLockerがMDMで65000 エラーを受け取る

モバイルデバイス管理(MDM)アプリのBitLocker 構成サービスプロバイダー(CSP)ノードで、FixedDrivesEncryptionTypeポリシー、またはSystemDrivesEncryptionTypeポリシー設定を使用すると、環境内の一部のデバイスの「デバイス暗号化が必要」設定で65000エラーが誤って表示される場合があります。

Microsoft Intune はこの問題の影響を受けますが、サードパーティの MDM も影響を受ける可能性があります。

以下の設定をしている環境が対象です。

・「オペレーティング システム ドライブにドライブ暗号化タイプを強制する」ポリシーが有効
・「固定ドライブにドライブ暗号化を強制する」ポリシーが有効
・「完全暗号化」を選択
・「使用領域のみ」を選択

この問題はレポートのみの問題であり、ドライブの暗号化や、他の BitLocker 問題を含むデバイス上の他の問題のレポートには影響しません。

回避策

「オペレーティング システム ドライブでドライブ暗号化の種類を強制する」または「固定ドライブでドライブ暗号化を強制する」ポリシーを未構成に設定することで一時的に回避可能です。

ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが表示される

オプションの更新プログラムKB5029351をインストールし、デバイスを再起動した後、ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーメッセージを受け取る場合があります。

この不具合は「Intel第13世代Core i9」プロセッサと「最新の第12世代Alder Lakeと第13世代Raptor Lakeに対応したMSI製マザーボード」の組み合わせを利用するデバイスに限定して発生していたとのこと。

▼対象のプロセッサリストはこちら

回避策

MSIがリリースしたマザーボード用のBIOSアップデートによって修正されました。

▼アップデートのダウンロードはこちら

Microsoftはデバイスメーカー(OEM)と協力し、問題の影響を受ける可能性のあるWindowsデバイスに、該当する更新プログラムを提供しないことで問題を一時的に緩和しています。

ロケールがクロアチアに設定されているデバイスで正しい通貨が使用されない

ロケールがクロアチアに設定されているデバイスでは、正しいデフォルト通貨が表示されないか、使用されない可能性があり、購入やその他の取引のためにデバイスの通貨を取得するアプリケーションに影響を与える可能性があります。

2023年初めにクロアチアは通貨をクーナからユーロに変更しました。クロアチアのロケールデータは、この変更に合わせて短期的に更新される予定です。

回避策

設定で通貨を変更すると解決することがあります

1.スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、 「時計と地域」の下にある「日付、時刻、または数値の形式を変更する」を選択します。

2.地域設定で以下のロケールのいずれかを選択します。

・クロアチア語(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
・クロアチア語(クロアチア)

3.同じウィンドウで「追加設定」ボタンをクリックし、「通貨」タブをクリックします。

4.通貨記号を「KN」から「€」に変更します。

Intel Smart Sound TechnologyドライバーとWindows 11の互換性の問題

IntelとMicrosoft は、Intel 11 第 11 世代コアプロセッサ、およびWindows 11上のIntel Smart Sound Technology (Intel SST) 用ドライバーの一部のバージョンに対する互換性の問題を発見しました。

影響を受ける Intel SST ドライバーが搭載された Windows 11 デバイスでは、ブルー スクリーン エラーが発生する場合があります。

この問題の影響を受けるのは、Intel 11Th Gen Core プロセッサと Intel SST ドライバー バージョンが 10.29.0.5152 または 10.30.0.5152 の両方のデバイスのみです。

影響を受けるドライバーは、デバイス マネージャーのシステム デバイスの下の Intel® Smart Sound Technology (Intel® SST) オーディオ コントローラーという名前になり、ファイル名がIntcAudioBus.sys され、ファイル バージョンは 10.29.0.5152 または 10.30.0.5152 になります。

影響を受けるIntel SSTドライバーを持つデバイス に互換性ホールドを適用し、Windows 11 22H2 またはWindows 11 22H2を提供しないようにしました。

回避策

この問題は、Intel® Smart Sound Technology ドライバーをバージョン 10.30.00.5714 以降、または 10.29.00.5714 以降に更新することで解決されました。

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