Windows 11 21H2向け累積更新プログラム「KB5031358」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2023年10月11日(日本時間)にリリースされたWindows 11バージョン21H2向け累積更新プログラム「KB5031358」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2023/10/18更新)ESET製品のモジュールアップデートが完了しない
情報ソース
Windows 11 21H2向け累積更新プログラム「KB5031358」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
ESET製品のモジュールアップデートが完了しない
10月の更新プログラムのインストール中、ESET社製品のモジュールアップデートが完了しない場合があります。
なお、モジュールアップデートを停止しようとしても、「キャンセルしています」の表示から進まないとのこと。
▼対象製品、対象プログラムは以下を参照してください。
回避策
ESET社はモジュールアップデートのキャンセル後、10月の更新プログラムのインストールを先に完了させてから、モジュールアップデートを実施するようアナウンスしています。
・【モジュールアップデートがキャンセルできない場合】
PCを再起動し、10月の更新プログラムのインストールを先に完了させてから、モジュールアップデートを実施する。
・【再起動しても改善しない場合】
ESET製品を一時的にアンインストールして10月の更新プログラムのインストールを完了後、ESET製品をインストールして、モジュールアップデートを実施する。
既知の不具合
BitLockerがMDMで65000 エラーを受け取る
モバイルデバイス管理(MDM)アプリのBitLocker 構成サービスプロバイダー(CSP)ノードで、FixedDrivesEncryptionTypeポリシー、またはSystemDrivesEncryptionTypeポリシー設定を使用すると、環境内の一部のデバイスの「デバイス暗号化が必要」設定で65000エラーが誤って表示される場合があります。
Microsoft Intune はこの問題の影響を受けますが、サードパーティの MDM も影響を受ける可能性があります。
以下の設定をしている環境が対象です。
・「オペレーティング システム ドライブにドライブ暗号化タイプを強制する」ポリシーが有効
・「固定ドライブにドライブ暗号化を強制する」ポリシーが有効
・「完全暗号化」を選択
・「使用領域のみ」を選択
この問題はレポートのみの問題であり、ドライブの暗号化や、他の BitLocker 問題を含むデバイス上の他の問題のレポートには影響しません。
回避策
「オペレーティング システム ドライブでドライブ暗号化の種類を強制する」または「固定ドライブでドライブ暗号化を強制する」ポリシーを未構成に設定することで一時的に回避可能です。
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Windows 11バージョン21H2不具合一覧
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