Windows 10バージョン22H2不具合まとめ

Windows

この記事ではWindows 10バージョン22H2で確認されている不具合とその回避策についてまとめています。

(2023/10/11更新)BitLockerがMDMで65000 エラーを受け取る
(2023/9/7更新)ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが修正
(2023/8/28更新)ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが表示される
(2023/7/27更新)一部のアプリでビデオの再生、録画、キャプチャに失敗する、OutlookでURLが開かない

情報ソース

ユーザー報告されている不具合

>>過去のWindows 10累積更新プログラムはこちら<<

AMDソフトウェアの起動に失敗する

モバイルおよびオールインワン (AIO) プラットフォームを含む一部の Windows 10 / Windows 11システムでAMDソフトウェアを起動しようとすると、次の警告が表示される場合があります。(警告ダイアログボックスを終了すると、AMD ソフトウェアは起動しません。)

▼警告ダイアログ

「Windows Update may have automatically replaced your AMD Graphics driver(Windows UpdateによりAMDグラフィックスドライバーが自動的に交換された可能性があります)」

Windows Updateにより、現在インストールされているAMDソフトウェアのバージョンと互換性のない AMD Radeon™ グラフィックス製品用のユニバーサルWindowsプラットフォーム (UWP) ドライバーがインストールされていることが原因とのこと。

回避策

・【回避策1】Windows Update による AMD Radeon グラフィックス用ドライバーのインストールを停止します。

手順については、Microsoftの記事を参照してください

・【回避策2】
AMD.comから入手可能な最新のパッケージを使用してAMDソフトウェアを再インストールします。

▼再インストール方法はこちら

既知の不具合

不具合

BitLockerがMDMで65000 エラーを受け取る

モバイルデバイス管理(MDM)アプリのBitLocker 構成サービスプロバイダー(CSP)ノードで、FixedDrivesEncryptionTypeポリシー、またはSystemDrivesEncryptionTypeポリシー設定を使用すると、環境内の一部のデバイスの「デバイス暗号化が必要」設定で65000エラーが誤って表示される場合があります。

Microsoft Intune はこの問題の影響を受けますが、サードパーティの MDM も影響を受ける可能性があります。

以下の設定をしている環境が対象です。

・「オペレーティング システム ドライブにドライブ暗号化タイプを強制する」ポリシーが有効
・「固定ドライブにドライブ暗号化を強制する」ポリシーが有効
・「完全暗号化」を選択
・「使用領域のみ」を選択

この問題はレポートのみの問題であり、ドライブの暗号化や、他の BitLocker 問題を含むデバイス上の他の問題のレポートには影響しません。

回避策

「オペレーティング システム ドライブでドライブ暗号化の種類を強制する」または「固定ドライブでドライブ暗号化を強制する」ポリシーを未構成に設定することで一時的に回避可能です。

ClickOnceでインストールしたアプリでインストールを求められる

この更新プログラムをインストールすると、 ClickOnceアプリがすでにインストールされ、「信頼できる」とマークされている場合でも、ClickOnce を使用して展開したアプリでインストールを求めるプロンプトが表示され始めることがあります。

回避策

この問題は既知の問題ロールバック (KIR)を使用して解決されています。

解決策がコンシューマ デバイスおよび管理対象外のビジネス デバイスに自動的に反映されるまでに最大24 時間かかる場合があることに注意してください。デバイスを再起動すると解決策が速く適用される可能性があります。

ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが表示される

オプションの更新プログラムKB5029351をインストールし、デバイスを再起動した後、ブルースクリーンと「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーメッセージを受け取る場合があります。

この不具合は「Intel第13世代Core i9」プロセッサと「最新の第12世代Alder Lakeと第13世代Raptor Lakeに対応したMSI製マザーボード」の組み合わせを利用するデバイスに限定して発生していたとのこと。

▼対象のプロセッサリストはこちら

回避策

MSIがリリースしたマザーボード用のBIOSアップデートによって修正されました。

▼アップデートのダウンロードはこちら

Microsoftはデバイスメーカー(OEM)と協力し、問題の影響を受ける可能性のあるWindowsデバイスに、該当する更新プログラムを提供しないことで問題を一時的に緩和しています。

ロケールがクロアチアに設定されているデバイスで正しい通貨が使用されない

ロケールがクロアチアに設定されているデバイスでは、正しいデフォルト通貨が表示されないか、使用されない可能性があり、購入やその他の取引のためにデバイスの通貨を取得するアプリケーションに影響を与える可能性があります。

2023年初めにクロアチアは通貨をクーナからユーロに変更しました。クロアチアのロケールデータは、この変更に合わせて短期的に更新される予定です。

回避策

設定で通貨を変更すると解決することがあります

1.スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、 「時計と地域」の下にある「日付、時刻、または数値の形式を変更する」を選択します。

2.地域設定で以下のロケールのいずれかを選択します。

・クロアチア語(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
・クロアチア語(クロアチア)

3.同じウィンドウで「追加設定」ボタンをクリックし、「通貨」タブをクリックします。

4.通貨記号を「KN」から「€」に変更します。

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