Windows 10 22H2/21H2向け累積更新プログラム「KB5025221」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能などが含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2023年4月11日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5025221」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2023/4/28更新)ローカルアカウントのログイン時に中国国外へのデータ転送について表示される
(2023/4/21更新)一部プリンター、スキャナーで印刷に失敗する
情報ソース
Windows 10 21H1/21H2向け累積更新プログラム「KB5025221」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
一部プリンターで印刷に失敗する
この更新プログラムをインストールすると、一部プリンター、スキャナーで印刷されない可能性があります。
Microsoft Communityに情報を寄せたユーザーによると、エラーメッセージは特に表示されず、データはプリンターに送信されているものの、印刷が実行されなかったとのことです。
回避策
・【回避策1】
お使いのプリンター、スキャナードライバーを更新すると解消する場合があります。
・【回避策2】
この更新プログラムをアンインストールすることで解消します。
▼アンインストール方法はこちらを参照してください。
既知の不具合
ローカルアカウントのログイン時に中国国外へのデータ転送について表示される
2023年3月21日以降の更新プログラムをインストールした後、中国国外へのデータ転送についてユーザーに通知する通知が表示されます。
この不具合はWindows 11、10 EnterpriseまたはEducationがインストールされたデバイスで確認されており、ローカルアカウントを使用してログインした場合に確認されています。
回避策
2023年3月21日以降の更新プログラムを適用する前に、ローカルアカウントごとにレジストリを作成します。
※企業で管理しているデバイスの場合、必ずIT管理者に相談するようにしましょう。
1.レジストリエディタを開き、以下の場所まで移動します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\ CurrentVersion\CloudExperienceHost\Intent\ PersonalDataExport
2.「REG_DWORD」で新規作成し、名前を「PDEShown」、その値を「1」で登録します。
Microsoft Edgeの不具合
カスタムオフラインメディアや、WindowsカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを使用しているデバイスは、この更新プログラムによってレガシーMicrosoft Edgeが削除されている可能性があります。この不具合は、2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、カスタム オフライン メディアまたは ISO イメージが作成された場合にのみ発生します。新しい Microsoft Edgeに自動的に置き換えはされません。
この不具合の回避策
2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージに適用する必要があります。
①下記のコマンドでmsuファイルからcabファイルを抽出します。
KB5000842以外を使用する場合は、コマンドの該当箇所に別の累積更新プログラムを置き換えてから実行してください。
expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>
② 下記のコマンドで①で抽出したcabファイルからSSUを抽出します。
expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>
③SSUのcabファイル『SSU-19041.903-x64.cab』が保存先のパスに作成されます。このファイルをイメージスリップストリームした後、累積更新プログラムを適用して下さい。
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Windows 10バージョン22H2不具合まとめ
Windows 10バージョン21H2不具合一覧
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