[対策あり][印刷できない]KB5005565など9月累積更新プログラムで不具合!エラーコード0x0000011b

Windows
shared-printer_defection

Windowsの9月の累積更新プログラムの不具合で、共有プリンターから印刷ができないエラー(エラーコード「0x0000011b」)が発生しています。

いくつか対策方法がありますので紹介します。

症状と原因

エラーコード「0x0000011b」が表示され、ネットワーク上の共有プリンターから印刷ができなくなります。

この不具合の原因は2021年9月の累積更新プログラムです。

不具合の対象OS

  • Windows 10 2004/20H2/21H1
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012

解決方法

解決方法

【方法1】プリントサーバーとクライアントPCの両方に9月の累積更新プログラムを適用する

まず最初に試す方法です。

プリントサーバーとクライアントPCの両方に9月の累積更新プログラムを適用します。

実際はクライアントPCには、2021年1月13日以降の更新プログラムを適用すればよいのですが、特に理由がない限りは最新の更新プログラムを適用しましょう。

【方法2】レジストリを編集する

方法1で解決しなかった場合、この方法を試してください。

以下のレジストリキーの値を「0」(無効)に変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Print\RpcAuthnLevelPrivacyEnabled

注意

Windows 印刷スプーラーのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2021-36958)が未対応の状態となります。

【方法3】9月の累積更新プログラムをアンインストールする

方法1、2でも解決しなかった場合の最終手段です。

▼更新プログラムをアンインストールする方法は以下の記事を参照して下さい。

注意

9月の累積更新プログラムに含まれている脆弱性の修正が未適用となり、危険です。

MECM(SCCM)でレジストリ編集をすると安心です

記事内で紹介したレジストリの編集は慎重に行わないとPCに異常が発生し、最悪の場合は起動しなくなってしまうため、PCごとに個別で編集するよりも、MECMなどのツールを使った編集をおすすめします。

弊社アーザスはそのようなPC運用を得意としております。お気軽にご相談下さい!