[MECM/SCCM]プロキシサーバを導入する場合の設定方法
プロキシサーバの導入理由は様々ありますが、プロキシを導入している場合にMECMサーバがインターネットに接続するためには、プロキシ用の設定を行う必要があります。
プロキシサーバはどんな役割を果たしている?
プロキシサーバとは、社内のPCがインターネットにアクセスするときに外部ネットワークとのやり取りを仲介するサーバです。
- 安全性を高めるため
- 速度を上げるため
- 接続を管理するため
など、目的によって使用するプロキシサーバの種類が異なります。
プロキシサーバがあることで、インターネットの接続が必要になるMECMの機能全般に影響します。例えばWSUSと連携して更新プログラムをクライアントへ配信する機能などがそれにあたります。
プロキシサーバの設定方法
①MECMコンソール 管理>概要>サイトの構成>サーバーとサイトシステムの役割 へ移動します。
②▼MECMサーバ(画像ではmecmserver02となっています。)を選択して「サイトシステムの役割」を開きます。「サーバーとサイトシステムの役割」画面下部に表示されます。
③▼「サイトシステムの役割」から「サイトシステム」を選んで右クリックし、プロパティを開きます。
④▼「プロキシ」タブを選択し、「インターネットから情報を同期する時にプロキシ サーバーを使用する」にチェックを入れます。
⑤▼次に「プロキシサーバ名」にプロキシサーバのホスト名かFQDNを入力し、「ポート」にプロキシサーバーに接続するポートを入力します。
既存のプロキシサーバを入れ替える場合は、「プロキシサーバ名」と「ポート」を新しいプロキシサーバの値に変更して下さい。
⑥「適用」した後、「OK」をクリックして終了です。
プロキシサーバへの接続にユーザーの認証が求められた場合は、「プロキシ サーバへの接続に資格情報を使用する」にチェックを入れた後、「設定」をクリックし、「既存のアカウント」か「新しいアカウント」をプロキシサーバのアカウントとして指定してください。
⑦プロキシサーバにMECMサーバが正しく接続できているか確認しましょう。