macOS 10.15 Catalinaリリース!でもプリンター使うならアップデートは待とう

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macOS 10.15 Catalinaリリース!プリンター使うならアップデートは待とう

(2019/10/10)ブラザーが Catalina 対応ドライバーを公開しましたので反映しました。
(2019/10/24)HPの最新ドライバーのダウンロードページを反映しました。
(2019/10/30)リコーの Catalina 対応が進みましたので反映しました。
(2019/11/15)キヤノンの Catalina 対応状況を反映しました。

2019年10月8日に macOS 10.15 Catalina がリリースされました。

ただアップデートはちょっと待った方がいいと思います。とりあえずプリンターが使えなくなる可能性大です。

とうとう32bitアプリケーションが動かなくなった

High Sierra から32bitアプリケーションに対して警告が出るようになりましたが、Mojave までは警告止まりで実害はありませんでした。

しかし Catalina からは起動しなくなります。

最も影響を受けそうなのがプリンタードライバー

32bitならもちろんアウトです。

もし64bitだったとしても Mojave 用のドライバーが正常に動作しない可能性があります。

プリンターメーカーの対応状況(2019年11月15日現在)

各プリンターメーカーのサイトにはどんなことが書いてあるのでしょう?ちょっと調べてみました。

キヤノン 記載なし一部対応済
エプソン インクジェット: 対応済
レーザー: 確認中(2019年11月に更新予定)
ブラザー 10月中旬頃対応予定 対応済
リコー 対応予定 一部対応済
HP 対応済

キヤノン

残念ながら Mojave までしか記載がありません。
「対応予定」と一言コメントを公開するだけでもよいので、何かリアクションはしてほしいですね。

「macOS 10.15 (Catalina) 」への対応状況について のページはまだありません。(2019年11月15日現在)

早く作成した方がよいと思うのですが・・・

しかし、商品別ページに macOS 10.15(Catalina) の対応状況が掲載されています。

インクジェットプリンター

Catalina対応予定の機種は全て対応済です。

ビジネスインクジェットプリンター

Catalina対応予定の機種は全て対応済です。

詳細はインクジェットプリンターを参照してください。

レーザービームプリンター

Catalina対応予定の機種のうち一部は未対応です。

コンパクトフォトプリンター

未対応です。

大判プリンタ

大部分は未対応で、対応時期は未定です。

インクジェット複合機

Catalina対応予定の機種は全て対応済です。

詳細はインクジェットプリンターを参照してください。

プロダクション複合機

未対応です。

オフィス向け複合機

Catalina対応予定の機種は全て対応済です。

モノクロコピー・複合機

未対応です。

スモールオフィス向け複合機

Catalina対応予定の機種は全て対応済です。

エプソン

インクジェットプリンターは対応済です。早いですね。

レーザープリンターは確認中で、

macOS Catalinaの対応情報は2019年11月に更新予定です。

とのこと。続報を待ちましょう。

ブラザー

10月中旬頃に公開予定とのことです。
公開されました。

リコー

Catalina については「対応予定」とのことです。
一部のプリンターが Catalina 対応済です。残りも順次対応される予定です。

HP

2019年10月9日に Catalina 対応済です。

最新のドライバーはこちらからダウンロードできます。

今インストールされているプリンタードライバーは32bit?64bit?

自分の Mac にインストールされているプリンタードライバーが32bitなのか64bitなのか知りたいですよね。

64bitだったら Catalina でも動くかもしれませんし。

調べる方法

以下の手順ですぐに分かります。

▼アップルメニュー > このメニューについて
メニュー

▼システムレポート
このMacについて

▼ソフトウェア > アプリケーション
アプリケーション

[64ビット (Intel)]が「いいえ」のものが32bitです。ソートしましょう。

プリンタードライバーに限らず、動かなくなったら困るアプリケーションが32bitだった場合、64bit版がリリースされていないか確認しましょう。リリースされていない場合は、待つか、あきらめて代替を探すしかありません。

ちなみにインストールされているブラザーのドライバーは64bitでした。

CatalinaにアップデートするならTime Machineで戻れるようにしてから

もしプリンターを使っていない、Catalina 対応のドライバーが公開されている、という人は試しに Catalina にアップデートしてみていいかもしれません。

ただ、絶対に Time Machine でバックアップしていつでも戻れるようにしておきましょう。

見落としていた32bitアプリケーションがあるかもしれませんし、64bitアプリケーションでも正常に動かないかもしれません。

Time Machine は偉大!

【人柱】Catalinaにアップデートしてみた

Catalinaにアップデート

プリンター

ブラザーのMFC-L8650CDWというプリンターを使っているのですが、ドライバーをアップデートしなくても印刷できました。
プリンター

たまたまかもしれませんね。念のため Catalina 対応のドライバーにアップデートはしました。

32bitアプリ

32bitで動かなくなったのは Adobe Reader ぐらいでした。それも64bit版にアップデートすると大丈夫。

意外に影響はありませんでした。長年Macを使っているわけではないからかもしれませんね。Carbon APIのアプリを愛用しているような場合は厳しいと思います。

積極的におすすめはしない

調べてみると Photoshop のプラグインが動かないとか拡張子が変わらないとか、色々と問題が出ているようです。

最後に

もしMacを仕事で使っている場合、まだアップデートはおすすめできないですね。

使っているアプリケーションが Catalina に対応してからでも遅くないです。次の macOS 10.16 がリリースされてから Catalina にアップデートするぐらい慎重でよいと思います。