非エンジニアだった新人がキッティングで地方出張に行ってきた

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【その後】非エンジニアだった新人がキッティングで地方出張に行ってきた【インタビュー】

キッティングの案件に新人を動員することが慣例の弊社。

はじめての仕事に戸惑う新人が2か月の期間を経てどれだけ変わったのか?

また念願の出張では役目を果たせたのか?

前回のインタビュー

そこには落ち着いた表情をしたITエンジニアの卵がいた

ー 以前から約2か月が経とうとしていますが、仕事には慣れましたか?

おかげ様ですっかり慣れました。いまや手順書を読まずとも一通りできますし、作業スピードがだいぶ向上してこなせる台数が増えました。平均すると1日に3~4台です。ミスやトラブルはいまだ無くなりませんが、自分で対処できるケースもあって実力がついてきたと実感できます。これは私だけの話ではなくて、作業者全員に共通していることだと思います。これまでで50台近くのPCで同じ作業を繰り返しているので上達するのは当たり前ともいえますが。

ー 作業手順やチェック項目の見直しが急務とのことでしたが、改訂はうまくいきましたか?

改訂は大成功だと思います。結果として作業スピードの向上と、ミス抑制がなされました。手順書の改訂ではフォルダを開く回数を最適化したり、手書きで行っていた備考メモをチェック欄に追加するといった変更がされました。これらは些細なことですが、作業のリズムを維持するうえで大きな恩恵が得られています。何度も繰り返し行うことなので小さなストレスでも決して無視できないんですよね。

もうひとつ改訂があって、それがバッチの修正です。バッチとは人の手によるタスクをPCに委任させるためのプログラムです。以前はOSやアプリケーションのバージョンに合わせてタスクを変える必要があって、これがミスの温床になっていました。修正されたバッチによって分岐したタスクがカバーされるようになったことで、ミスの件数がかなり減りました。こなせる台数が増えたのは慣れだけでなく、これら改訂の恩恵が大きいですね。

ー 出張があると聞いていましたが、仕事に影響はありましたか?

むしろ楽しかったです。旅好きにとっては仕事であると同時に旅行気分でした。ちゃんと仕事はしましたよ(笑)。見慣れぬ街で仕事をして生活するということが非日常でした。すで仕事に慣れていたことで楽しむ余裕があったことは幸運でしたね。地方だからといってPCが特別に古いということも一切なく、システム部との連携もスムーズだったので、いままでやってきたことの繰り返しに過ぎませんでした。

ただ地方特有の問題はやはりあって、PCの使用環境がシステム部によって管理されていないために起こったトラブルがあります。たとえばネットワークの配線が足りなかったり、パニックエラーを起こす端末がそのまま残されていたりといった問題です。これらのトラブルはシステム部と連携して解決されましたが、今後も発生しうると思います。

ー 仕事以外の時間はどのように過ごしましたか?

名物・名所巡りをするかホテルで早めに休むかですね。今月の出張先は仙台と京都だったので、美食と観光には事欠きません。仙台では牛タン、ずんだ餅、松島。京都ではおばんざい、お好み焼き、紅葉寺。堪能しました(笑)。目当ての場所へ行くために電車を乗り継いだり、走ったり、普段より運動量は多かったですね。食べたぶん消費したんじゃないかな。一方で、あまり自覚はありませんでしたが気疲れしていたらしく、ホテルに戻ったらすぐ寝てしまうこともありました。出先では「体調管理も仕事のうち」が肝心になるので気を付けたいところではあります。…寒空のなかコートも着ずに歩き回って体調を崩さなかったのは運が良かったですね。

ー 今後どんなことを期待しますか?

ひとまずこの案件を無事に終えることですね。ここまで順調にきているので途中でダウンすることなくやり遂げたいです。もうひとつ挙げるとすれば、この仕事を通じて得られるものは全て得たいと思っています。作業をスムーズに行うには、お客様とどんなコミュニケーションをとればいいのか、協働者とどんな情報共有をすればいいのか。余裕をもって仕事に臨めている今、ただ作業に没頭するだけでなくもっと良くするための方法を学びたいと思います。

キッティングの成果物

▽仙台「旨味太助」の牛タン定食

▽仙台駅構内の地酒販売機

▽京都「夢屋」のゆめ焼き