IT導入補助金のITツールって何だろう?〜まずは定義を見てみよう
IT導入補助金の「ITツール」についてご紹介します。
「ITツール」の費用が補助金の対象となりますので、「ITツール」とは何か知っておく必要があります。
細かい部分を書き始めると1記事ではまとまりませんので、今回は「ITツール」の定義についてざっと触れようと思います。
2019年もIT導入補助金が続くことは決まりましたが、現時点(2019年2月26日)で詳細は発表されていません。この記事は2018年をベースにしています。
ITツールの定義
ITツールとは、新規に導入される「ソフトウェア製品/クラウドサービス」、「オプション」及び「役務」の要素から成り、補助事業者の労働生産性の向上に資するものとする。
うーん、分かるような分からないような・・・。
新規に導入する必要がある
補助金の申請は、新規導入に限られます。
既に導入しているサービスやソフトウェアの改修は対象外です。
例えば、新元号への対応費用や、消費税の軽減税率対応費用などは対象外です。
ソフトウェア製品/クラウドサービス
オンプレミス製品、クラウドサービス、ホームページ制作費用(社外・社内向け)のことです。
「ソフトウェア製品/クラウドサービス」は、フロント・ミドル業務、バックオフィス業務のうち最低1つ以上の機能を保有します。
導入は必須です。
オプション
「ソフトウェア製品/クラウドサービス」の導入に伴い必要となるオプション製品のことです。
例えば、レンタルサーバの費用やクラウドサービスの利用料などです。
導入は任意です。
役務
「ソフトウェア製品/クラウドサービス」の導入に伴い必要となる役務のことです。
例えば、サポート費用や設定作業費などです。人件費も補助対象なのですね。
「人件費はITツール」という表現には違和感がありますが、そういうものだと思いましょう。
もちろん導入は任意です。
労働生産性の向上
以下を実現すると、労働生産性を向上できます。
・売上の向上
・経費の削減
・労働時間の削減
労働生産性の向上が明確に見込めない場合、申請しても受理されません。
要するに
メインとなる製品・サービスがあって、それを導入するために必要なオプションや人件費があり、それぞれが「ITツール」です。
「ITツール」を新規に導入することで労働生産性の向上が期待できる場合、申請が受理されます。
最後に
IT導入補助金の「ITツール」の定義をざっとご紹介しました。
フルスクラッチ開発は対象外だけどHP作成の場合は対象になるなど、ルールが細かく決まっています。
次回はそこらへんも含めて細かく紹介します。