[レビュー]GIGAスクールのWindows応用パッケージSurface Go 2はとにかく軽い!

GIGAスクール
[レビュー]GIGAスクールのWindows応用パッケージSurface Go 2はとにかく軽い!

GIGAスクール構想には、45,000円の端末補助内に収まる「基本パッケージ」の他に、対象外の要素を含む「応用パッケージ」があります。

PCの先行導入地域で実績があるPC・サービスをパッケージ化したもので、価格は高くなりますがより効果的に学習できるとのこと。

今回、Microsoftが「応用パッケージ」で推している「Surface Go 2」を入手しました。基本パッケージのPCに比べてどの程度優れているのか検証しました。

【参考】基本パッケージのPCレビュー

Surface Go 2のスペック

プロセッサ Intel Pentium Gold Processor 4425Y
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 64GB
OS Windows 10 Home (実機はWindows 10 Pro Education 64ビットに変更しています)
ディスプレイ 10.5インチ 1920 x 1280 (220 PPI)
グラフィックス Intel UHD Graphics 615
ネットワーク IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
インターフェイス USB 3.2 Gen.2 Type-C×1、カメラ(Windows Hello顔認証カメラ/フロント500万画素/リア800万画素)、3.5mmヘッドフォンジャック、Surface Connect接続ポート、Surfaceタイプカバーポート、MicroSDXCカードリーダー
バッテリー駆動時間 約10時間
サイズ/重量 245 × 175 × 8.3mm (幅 × 奥行 × 高さ)/554g(本体) 799g(キーボード装着時)
その他 Surface Go Type Cover (キーボード兼カバー) 装着可能
価格 65,780円

スペック上の基本パッケージPCとの大きな相違点

プロセッサー

「Pentium Gold 4425Y」というあまり耳慣れないプロセッサーが使用されています。「Pentium」は、基本パッケージPCで使用されている「Celeron」の1つ上の性能です。

Atom > Celeron > Pentium > Core M > Core i3 > ・・・

「Gold」は「第8世代 Core i3/i5/i7」と同じAmber Lakeマイクロアーキテクチャで、最後の「Y」は省電力版です。

簡単に表現すると、Celeronより性能は高いですが、あくまで低価格PC用なのでそこまで期待しない方がよさそうです。

画面解像度

1920 x 1280のFull HDです。画素密度は220 PPIとかなり高く、粒状感は感じられないと思います。

重量

Dynabook K50が約1.2kgに対し、キーボード込みで約800gとかなり軽いです。

Windows Hello対応

Windows Hello対応の顔認証カメラがあります。便利ですよね生体認証。

外観チェック

▼キーボードが無いと普通のタブレットに見えます
全景

▼前面にはカメラと顔認証カメラが。ベゼルはかなり太めです
前面

▼背面にはカメラとスタンドがついています
背面

▼スタンドを開くとこんな感じです。左側のくぼみは・・・
スタンドを開く

▼MicroSDXCカードリーダーです
MicroSDXCカードリーダー

▼こんな感じで使えます。もちろん角度は調整できます
スタンドを立てる

▼上面には電源ボタンと音量スイッチ
上面

▼側面にはヘッドフォンジャック、USB Type-C、Surface Connect接続ポートがあります。
側面

Surface ConnectがあるとはいえUSBが1ポートはさすがに少ない気がします。教育現場ではあまり使わないのかな?

▼逆側には何もありません
側面

▼底面にはSurfaceタイプカバーポートがあります。専用キーボードはここに取り付けます
底面

動作速度の検証

基本パッケージのPCに比べてどれだけ速いのか気になりますね。

カッコ内は基本パッケージPC(Dynabook K50)の値です。

  • パソコンを開いてスリープから復帰する:2秒 (3秒)
  • パスワードを入力してロックを解除する:1秒 (1秒)
  • Teamsを立ち上げる:16秒 (18秒)
  • 電源を入れてサインイン画面が表示される:21秒 (21秒)
  • サインインしてデスクトップが表示される:1秒 (5秒)
  • サインインして自動起動のTeamsが表示される:23秒 (32秒)
  • 10MB(100ページ)のWordファイルを開く:5秒 (6秒)
  • 1MBのExcelファイルを開く:6秒 (5秒)
  • 1MB(288ページ)のPowerPointファイルを開く:4秒 (6秒)
  • 新Edgeを起動する:5秒 (5秒)

動作速度はほんの少しだけ速い

基本パッケージの「Dynabook K50」と比較すると大きな差はありませんでした。ちょっと速いぐらいです。メモリサイズは同じで、ストレージも同じeMMC。プロセッサーが少しだけ良いということからも、納得の結果ではあります。

応用パッケージの売りは動作速度ではなさそうですね。

Surface Go 2を使ってみて気づいたこと

軽い

キーボード込みで約800gと非常に軽いです。高価格帯のモバイルPCよりも軽く、バッグに入れても負担になりません。一方のDynabook K50はズシリときます。小型PCなのに約1.2kgあるので余計にそう感じるのかもしれません。

家庭学習で持ち帰るなら、これぐらい軽くないと厳しいでしょう。

動作速度の遅さを感じる

Microsoftは「高性能のCPU」と宣伝してはいますが、文字変換など動作の端々で引っかかりや遅さを感じることがあります。

動作速度の検証で挙げていなかったような部分でも、Dynabook K50と同じような使用感でした。

キーボードは必須レベルだが付属していない

Surface Go 2はキーボードが別売りです。ソフトウェアキーボードが使えるとはいえ、物理キーボード無しで使い続けるのはかなり無理があります。

純正ではない安価なBluetooth・USB接続のキーボードでも良いのですが、画面カバーを兼ねる純正キーボードだからこそストレス無く使えると思います。本体とキーボードを別々に持ち歩くなんて不便すぎますからね。

その純正キーボードですが、1番安い黒のキーボードでも約13,000円で結構高いです。

ほぼ必須なのですから標準装備にしてほしいところです。別売りにしてもちょっと高すぎな気がします。

Windows Helloの顔認証は非常に楽

PINコード入力もパスワード入力に比べるとかなり便利なのですが、入力すら不要な顔認証は非常に楽です。Windows Helloの生体認証を利用するには対応したデバイスが必要ですが、Surface Go 2には対応した顔認証カメラが標準装備されています。これはSurfaceの大きなアドバンテージだと思います。

標準装備されていないPCでも外付けのデバイスで利用することができるのですが、ノートPCのように持ち運ぶPCの場合は逆に不便です。

サインイン時はもちろんロックを解除する時など、認証が必要なケースは意外に多いです。生体認証の便利さはスマートフォンで実証済だと思います。

コロナ禍の今はほとんど使いものになりませんが・・・。

最後に

自分なら予算が許すなら、基本パッケージのPCではなくMicrosoftが推しているSurface Go 2を選ぶと思います。

解像度の高さや生体認証、ペン入力のしやすさは長所ではありますが必須ではありません。理由は軽さの一点です。毎日持ち運ぶので軽さは絶対に必要です。

ちなみにGIGAスクール対応PCの要件は1.5kg以内です。小学生が毎日1.5kgを持ち歩くは結構厳しいのでは・・・?