IT初心者がシステム開発プロジェクトを経験して事前に知っておいた方が良かったと思うこと
2019年の6月で、第二新卒として入社してから4ヵ月になります。
IT未経験の状態から1か月の研修を終えて、システム開発プロジェクトに参画してからは3か月が経過し、少しづつ環境や仕事内容に慣れてきたように感じています。
そこで、いったん今までの振り返りを行うべく、ブログ記事として「IT未経験で入社した私が実際にシステム開発プロジェクトに参画して思う、事前に知っておいたら良かった事と体験した事」を残しておこうと思います。
仕様書をよく読んで確認しながら実行しよう
確認不足で工程を増やしてしまった
現在、業務では主にテストを担当しています。
これは先輩方が作ったプログラムが想定した通りの動作をするかを確認する作業で、予想される動作パターンすべてをカバーして動かす必要があるため、工程が多い作業です。
テスト用のプログラムを実行するときには、
- テストしたい項目に特定の数値・文字列を入力する
- テストしたい項目に適合しない数値・文字列を入力する
など、指定された条件をクリアしているかを確認しなければなりません。
その条件はすべてテスト用の仕様書に記載されていますが、以前仕様書の中の記述を見落とし、完成したと思っていたテストデータをすべて削除してしまいました。
その結果、一連の工程を最初からやり直さなければいけなくなるという事態になりました。
仕様書をよく読むだけでは確認したことにならない
私が仕様書の確認を怠ってしまったので、決められた期限を目前にしてやり直しの必要が出てきました。
私1人では期限には間に合わない量であったので、他の担当の方に手伝って頂き、チームに大変迷惑をかけながらも、なんとか期限内に正しくテストを完了させることができました。
本来であれば一人でできて当然の仕事の質と量だったので、申し訳なく思うとともに、今後の再発防止のために行動を反省しました。
今回のケースはテストの手順・条件は仕様書にすべて記載があるため、きちんと確認すれば防げた事故です。
仕様書をよく読むだけでは足りません。慣れないうちは自分だけで行える確認方法として以下の2つを欠かさず行うことで、今回のような失敗をグッと減らせるものと考えられます。
- テキストエディタなどで確認表を作成する
- 離席などで作業を中断するときには、どこまで進めたかを誰が見てもわかる形で記録しておく
わからないことは確認、質問すること
また、このほかにも基本的な行動として「確認・質問」を欠かしてはいけないということも実感しました。
今回記事にした失敗は業務に参加して二か月が経過したころに起こったものですが、それまではこれほど大きな失敗をしたことがありませんでした。
「今回もたぶん大丈夫だろう」いう意識を持つことがとても危険だとこの件でよくわかったのですが、どんなに回数を繰り返して慣れたつもりになった作業でも、実行の際に疑問を持ったりします。
しかし
たぶん大丈夫 = 大丈夫ではない
ということがほとんどだと思います。
なので、些細なことと思えるような疑問でも、よく理解している人に対して質問・確認をすることが大切だと思いました。
ちなみに私は「こんな明らかに基本的なこと聞くのは申し訳ないな~」と思いながら周囲の人に質問することが多いのですが、「今頃そんなこと聞く!?」というような反応をされたことはありません。
仕事の何がわかっていないかは自分で申告しないと相手に伝わらないので、自分のためにも臆さず質問するのが大切だと思いました。
基本的な行動を欠かさないように
振り返ると1年間の社会人経験があるという事で、油断していた部分が多々ありました。
私は未経験でプログラミング知識が乏しい状態で参画しているという大前提を忘れず、謙虚にやっていかなければダメだと記事を書きながら改めて思いました。
チーム全体のことを考えるのが、失敗を減らす一番の心がけなのかもしれません。