SCCMでWindows10をOS展開!~環境構築に必要なものを用意しよう

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SCCMでWindows10をOS展開!~環境構築に必要なものを用意しよう

SCCM で Windows10 のOS展開するためには、様々なサーバやアプリケーションを入手する必要があります。

評価版や無償のアプリケーションだけで評価環境を整えることができますので、比較的気軽に試すことができます。

評価版から製品版へアップグレードすることも簡単ですので、もし本番運用を見据えて環境構築したとしても無駄にはなりません。

環境はHyper-Vで作るのがオススメ

Hyper-V

Hyper-V は Windows 標準の仮想化システムです。

どうしてHyper-Vを使うのか

SCCM で登場するサーバやクライアントPCには以下のようなものがあります。(あくまで一例です)

  • ADサーバ
  • SCCMサイトサーバ
  • 配布サーバ
  • OS展開先PC(任意の数)
  • マスターPC(不要な方法もあります)

評価用にサーバやPCを複数用意することは結構面倒です。サーバが複数余っているなんて稀ですしね。

ということで、Hyper-V で仮想マシンを作りましょう。他にも仮想化システムは存在していますが、Windows の標準機能ですし、あえて使わない理由は無いでしょう。

ホストとゲスト

親の役割を果たすサーバ(PC)を「ホスト」と呼びます。
子の役割を果たすサーバ(PC)を「ゲスト」と呼びます。「ゲスト」が仮想マシンです。

・・・いまいち分かりづらいですね。

「ホスト」上で複数の「ゲスト」が動きます。つまり1台の「ホスト」さえあれば、「ゲスト」として複数のサーバやPCの仮想マシンを簡単につくることができます。

上記の図はかなり簡略化して描きましたが、Hyper-V はハイパーバイザ型の仮想環境ですので、厳密には「ホスト」上で「ゲスト」が動いているわけではありません。

ホストのOS

ホストのOSは Windows Server がおすすめです。Windows 10 Professional 64ビット版 でも Hyper-V を使うことができますが、複数人が同時にリモートデスクトップでホストに入ることができないのは意外に不便です。

それに Windows Server には、ゲストのコアライセンスが付属しています。ホストをそのまま本番運用に使う可能性がある場合、結構重要になりますので、特に理由が無い限りは Windows Server にしておきましょう。

仮想環境が絡んだコアライセンスやCAL・MCAL関連はとても複雑ですので、後ほど改めて説明します。

マシンの必要スペック

Hyper-V(仮想化システム全般に言えることですが)の難点は、マシンにある程度のスペックが求められることです。

マシン1台で、ホストと数台分のゲストのCPU、メモリ、ストレージをまかなうわけですからね。

ストレスを溜めずに操作するためには、最低限これぐらいのスペックは必要だと思います。

  • CPU:4コア(物理)
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:2TB

仮想環境があると何かと便利ですので、いっそのこと投資と考えてサーバを購入しても絶対無駄にはならないです。

本番環境を仮想で作るのは当たり前

評価が終わり、本番導入することになったとします。その場合、改めて複数のサーバを購入することは稀です。

仮想環境を使い少ない台数でまとめた方が何かと便利ですので、仮想環境で本番運用することがほとんどです。

もちろん会社の規模や SCCM で管理したいクライアントPC数に依存しますが、評価用に使用した仮想環境でも本番運用できるかもしれません。

各種OS・アプリケーションの入手

ダウンロード

環境構築のために必要な各種OS・アプリケーションをダウンロードしましょう。

Windows Server 2016

評価期間は180日間です。

SCCM(System Center Configuration Manager)

評価期間は180日間です。

SQL Server 2016

評価期間は180日間です。

Windows ADK

無償です。
基本的にOS展開したい Windows 10 のバージョンに合ったADKを使います。

SQL Server Management Studio (SSMS)

無償です。
SQL Server の設定で使用します。
SQL Server 2016 にも対応しています。

Windows 10

Windows 10のライセンスが無い場合

評価期間は90日間です。
現時点(2018/4/3)ではバージョン1709がダウンロードできます。
Windows 10 Professional の評価版は存在しません。

どのような方法でOS展開するにせよ Windows 10 Professional のライセンスは必要ですので、評価版の Enterprise を使うことは無いかもしれませんね。

Windows 10のライセンスがある場合

Professionalのライセンスをお持ちの場合は、ツール経由でISOファイルをダウンロードすることができます。

Windows 10 Professional のボリュームライセンスメディアをお持ちの場合はそれを使えばよいので、ダウンロードする必要はありません。

最後に

評価環境を作る準備をするだけでも結構手間がかかりますね。

後はマシンの調達が課題です。普通のPCでも不可能ではないのですが、動きがとてもモッサリしていたりストレージが足りなくなったりして、非常にストレスフルです。本番導入を見据えてしっかり評価されたいのであれば、サーバの購入をおすすめします。

次回は、今回入手したOS・アプリケーションを仮想環境にインストールしたいと思います。