Windows 10 2004(May 2020 Update)がリリース!でもアップデートは時期尚早
2020年5月28日、Windows 10 May 2020 Update (Windows 10 2004) がリリースされました。
ただすぐにアップデートするのはおすすめしません。特に仕事で使用しているPCは厳禁です。
今回は入手方法をについて軽く触れたいと思います。
(2020/6/1)Windows Updateにアップデートが表示されない件について追記しました。
(2020/6/1)ブルースクリーンやDISMツール破損などの不具合について追記しました。
不具合情報
Windows 10 2004に強制アップデートをするとブルースクリーン発生!DISMにも問題が
やはり現時点ではWindows 10 2004へのアップデートはおすすめできません。
LenovoがWindows 10 2004の不具合の回避方法を公開
Windows 10 May 2020 Updateの入手方法
🎉The wait is over! Discover how you can get the Windows 10 May 2020 Update. https://t.co/rk52sHSau1
— Windows Update (@WindowsUpdate) May 27, 2020
一般ユーザー向け
Windows Update
ダウンロードとインストールが表示されない場合があります。今後数週間にわたってこの可用性を徐々に抑制しているため、デバイスに互換性の問題がある可能性があります。または、デバイスに互換性の問題が発生する可能性があります。これにより、優れたアップデートエクスペリエンスが得られると確信するまで、保護措置が講じられます。
段階的に配信される
Windows Update経由でアップデート可能ではありますが、まだ全員できるというわけではありません。
5月30日「Windows Latest」が以下の記事を公開しています。
Microsoftが通常の段階的なアプローチをとっているので、互換性のあるハードウェアがあっても、誰にも表示されないということです。
Microsoft Surface、フラグシップハードウェア、および新しいデバイスを使用している場合は、Windows 10 May 2020 Updateの通知が表示される可能性があります。
つまり、PCのデバイスドライバーの互換性があったとしても配信されるとは限らない。まずはSurfaceのような自社製品、ハイエンドPC、最新モデルPCに対して配信されている。他のPCは準備ができるまで待つしかない。ということのようです。
アップデートがブロックされているかどうか通知されるように
「Windows Latest」は以下のような記事も公開しています。
サポートされていないデバイスでアップデートを手動で確認すると、次のメッセージが表示されます。
「Windows 10 May 2020 Updateが間もなく始まります。このアップデートは互換性のあるデバイスに提供していますが、お使いのデバイスの準備が整っていません。デバイスの準備が整うと、このページで利用可能なアップデートが表示されます。現時点では、何もする必要はありません。」
これは、PCが「最新」であるというWindows Updateのあいまいなメッセージに関する懸念を多くのユーザーが以前に表明しているため、これは少し便利な情報です。
▼こんな表示がされるそうです。5月29日から開始されているようですが今のところ私の環境では表示されていません。
メディア作成ツール
おなじみのメディア作成ツールを使って強制的にアップデートすることができます。もちろんISOイメージのダウンロードも可能です。
ただデバイスドライバーの互換性問題が発生する可能性があるので(最悪ブルースクリーンも)、データのバックアップは取っておきましょう。
▼Update Assistant ToolはWindows Updateと同様にアップデートされない可能性があります
法人向け
以下のルートから入手可能です。
- Windows Server Update Services (WSUS)
- Windows Update for Business
- Microsoft Endpoint Configuration Manager (MECM)
- ボリュームライセンスサービスセンター(VLSC)
最後に
新型コロナウィルスの影響で延期されましたが、ようやくリリースされました。
デバイスドライバーの互換性問題やブルースクリーンなど様々な不具合が報告されているので、特別な理由が無いのであれば慌ててアップデートする必要は無いと思います。
何度か更新プログラムがリリースされた後でようやく検討し始めても遅くはありません。