[注意!]Windows 10 2004の21H1への強制的なアップデート開始

Windows
Windows10バージョン2004は強制的にバージョン21H1へアップデートされるので注意!

米国時間2021年6月2日、Windows 10 バージョン2004を利用しているデバイスを対象に、最新バージョンの21H1への強制的なアップデートが開始されました。

この記事ではバージョン2004だけ強制アップデート対象となっている理由と、バージョン21H1へのアップデート後の影響について説明します。

なぜバージョン2004が強制的にアップデートされるのか

なぜ?

Microsoftの公式HPによると、2025年のWindows10サポート終了にあたり、将来的に最新バージョンである21H1へ自動的にアップデートさせるOSを段階的に拡大するとのことです。

そのため、他バージョン環境でアップデートによる不具合が起きないよう、実験対象としてサポート終了が近いバージョン2004が最初に強制アップデートが行われるということのようです。

バージョン2004は2021年12月14日サポート終了予定です。

▼21H1へのアップデートの詳細

Windows 10 21H1になるとどんな影響があるの?

影響は?

アップデートによって改善される機能

  • Windows Helloのマルチカメラサポート機能追加
  • WDAG(Windows Defender Application Guard)の改善
  • デバイス管理の伝達パフォーマンスが向上

Windows Helloのマルチカメラサポート機能

Windows Helloは指紋認証・顔認証でPCにサインインできる機能です。

アップデートによって外部カメラをデフォルトとして設定できるようになります。

WDAG(Windows Defender Application Guard)の改善

WDAGとは信頼性の低いWebサイトを閲覧した時のセキュリティリスクを減らす機能です。

以下の問題が修正されています。

  • WDAGでOfficeドキュメントやUNCパスやSMB共有リンクを介してファイルを開くとき、1分以上遅延する問題
  • サンドボックスの仮想環境で約1GBのワーキングセットメモリが使われる問題
  • 「Robocopy」コマンド(400MBを超えるサイズのファイルをコピーする)のパフォーマンスを向上

デバイス管理の伝達パフォーマンスが向上

アップデートによってWMIのGroup Policy Serviceのパフォーマンスが向上します。

Active Directoryの管理者がユーザーやコンピューターグループのメンバーシップを変更する時、その伝達が遅くなる問題が改善されます。

アップデートによって削除される機能

  • XDDM-based remote display driver削除
  • Microsoft Edge(EdgeHTMLベース)の削除

XDDM-based remote display driver削除

XDDM-based remote display driverとは、シングルタスクを前提としたディスプレイドライバーのことです。

Windows 10 May 2021 Update以降、リモートデスクトップサービスではXDDMは削除され、WDDMベースのIDDが使用されます。

Microsoft Edge レガシーバージョン(EdgeHTMLベース)

Microsoft Edge レガシーバージョンは2021年3月9日で既にサポートが終了しています。

終わりに

セキュリティ上、バージョン2004でなくとも21H1へアップデートすることをお勧めします。

アップデートで削除される機能を使用している場合は、事前に対策を考えておきましょう。