Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5029263」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2023年8月8日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン22H2向け累積更新プログラム「KB5029263」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2023/8/29更新)KB5028948でActive Directory RSATがクラッシュする
(2023/8/17更新)Microsoft Defenderにログインできない
(2023/8/16更新)パブリックネットワークへの自動切り替えに失敗する
情報ソース
Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5029263」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
KB5028948でActive Directory RSATがクラッシュする
一部環境で.NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム(KB5028948)をインストール後、ADUCが機能せず、「ネットワークアドレスが無効であるため、名前付け情報が見つかりません。」というメッセージが表示される場合があります。
回避策
更新プログラムKB5028948をアンインストールすると、解消する場合があります。
▼アンインストール方法は以下を参照して下さい。
Microsoft Defenderにログインできない
この更新プログラムをインストール後。Microsoft Defender起動時にログインエラーメッセージが表示される場合があります。
回避策
この更新プログラムをアンインストールすると、解消する場合があります。
この更新プログラムをアンインストールしても解消しない場合は、.NET 6.0.21 セキュリティ更新プログラム (KB5029688)、2023 年 8 月 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積更新プログラム(KB5028948)のアンインストールもお試しください。
▼アンインストール方法は以下を参照して下さい。
パブリックネットワークへの切り替えに失敗する
この更新プログラムをインストールした後、一部環境のWindows 11でファイアウォールサービスが正しいプロファイル (ドメイン/プライベート/パブリック) を検出しなくなる場合があります。
RedditのユーザーによるとWi-Fi からイーサネットに切り替えた際、パブリックプロファイルの取得に失敗するとのこと。
回避策
・【ネットワークアダプタを設定しなおす】
ネットワークアダプターを一度無効にした後、再度有効にすると解消される場合があります。
・【この更新プログラムをアンインストールする】
この更新プログラムをアンインストールすると解消する場合があります。
既知の不具合
0x800700b7エラー等でプロビジョニングパッケージが正常に動作しない
Windows 11 22H2でプロビジョニングパッケージを操作すると、「0x800700b7エラーが発生する」「Windowsが部分的にしか構成されない」、「Out Of Box Experienceが終了しない」、「予期せず再起動する」など、期待通りに動作しない可能性があります。
Windows Autopilotを使用するプロビジョニングの場合は、この問題の影響を受けません。
回避策
Windows 11 22H2にアップグレードする前にWindows デバイスをプロビジョニングすると、この不具合を回避可能です。
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Windows 11バージョン22H2不具合一覧
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