Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5028185」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2023年7月11日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン22H2向け累積更新プログラム「KB5028185」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2023/7/19更新)シングルサインオン(SSO)のログインに失敗する
(2023/7/18更新)0x800f0845が表示され、BSODと再起動ループが発生、Wi-Fiをはじめとしたインターネット接続に失敗する、ゲーム、アプリの動作が遅くなる
情報ソース
Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5028185」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
7月の累積的更新プログラムでドメインコントローラーにリモート接続できない不具合
シングルサインオン(SSO)のログインに失敗する
一部環境で、シングルサインオン(SSO)でMicrosoft EdgeからOffice365に認証すると、パスワードなどの入力を求められる直前にエラーが発生する不具合が報告されています。
回避策
この更新プログラムKB5028185をアンインストールすると解消される場合があります。
▼詳しくは以下の記事を参照してください。
0x800f0845が表示され、BSODと再起動ループが発生
この更新プログラムKB5028185をインストール後、0x800f0845エラーとブルースクリーン(BSOD)が数回表示され、インストールに失敗し、その後自動的に再起動を繰り返す不具合があるユーザーによって報告されています。
回避策
この不具合を報告したユーザーによると、起動プロセス中に手動でF8操作を行った後、再起動ループが停止し、システム修復に成功したとのこと。
Wi-Fiをはじめとしたインターネット接続に失敗する
一部環境で、この更新プログラムをインストール後、Wi-Fiをはじめとしたインターネットに接続できなくなる不具合が報告されています。
この不具合は、無線LAN接続、有線LAN接続両方で報告されているとのこと。
回避策
この更新プログラムKB5028185をアンインストールすると解消される場合があります。
▼詳しくは以下の記事を参照してください。
ゲーム、アプリの動作が遅くなる
一部環境でゲーム、アプリの動作が重くなる不具合が報告されています。
回避策
この更新プログラムKB5028185をアンインストールすると解消される場合があります。
▼詳しくは以下の記事を参照してください。
既知の不具合
0x800700b7エラー等でプロビジョニングパッケージが正常に動作しない
Windows 11 22H2でプロビジョニングパッケージを操作すると、「0x800700b7エラーが発生する」「Windowsが部分的にしか構成されない」、「Out Of Box Experienceが終了しない」、「予期せず再起動する」など、期待通りに動作しない可能性があります。
Windows Autopilotを使用するプロビジョニングの場合は、この問題の影響を受けません。
回避策
Windows 11 22H2にアップグレードする前にWindows デバイスをプロビジョニングすると、この不具合を回避可能です。
7月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows 11累積更新プログラム
>>過去のWindows 11累積更新プログラムはこちら<<
Windows 11バージョン22H2不具合一覧
MECM(SCCM)を使えば更新プログラム適用がもっと効率的に!
毎月リリースされる更新プログラムの適用をもっと効率化しませんか?
MECMの機能を使えば、1万台もの大量のPCにも同時に更新プログラムを配布、適用させることが可能です。弊社アーザスではMECMの構築から運用までサポートしています。お気軽にご相談下さい!