Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5021255」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年12月13日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン22H2向け累積更新プログラム「KB5021255」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2023/1/4更新)AMD Ryzen PCがランダムにフリーズする
(2022/12/21更新)Explorer Patcherのインストール後、スタートメニューが機能しなくなる
(2022/12/20更新)12月の累積更新プログラムでXPSファイルが正常に表示されない
情報ソース
Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5019980」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
AMD Ryzen PCがランダムにフリーズする
この更新プログラムをインストールすると、AMD CPUを搭載したPCがランダムにフリーズする可能性があります。
具体的にはランダムにフリーズした後、10~20秒後にフリーズが解除されるとのこと。
Redditのユーザーによると、KB5021255に加えて11月の累積的更新プログラム(KB5019980)もアンインストールすることで不具合が解消されたとのこと。
回避策
この更新プログラムをアンインストールすると解消する場合があります。
※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。
▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
Explorer Patcherのインストール後、スタートメニューが機能しなくなる
」サードパーティ製アプリ「Explorer Patcher」が Windows 11 の 12 月の更新プログラムと競合しており、サードパーティアプリのインストール後、一部環境でスタートメニューが機能しなくなる場合があります。
あるユーザーによると、スタートアイコンをクリックしてもメニューが表示されなくなるとのこと。
回避策
Explorer Patcherをアンインストールするか、この更新プログラムをアンインストールすると解消する場合があります。
※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。
▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
既知の不具合
12月の累積更新プログラムでXPSファイルが正常に表示されない
11月の累積更新プログラムでMicrosoft ODBC SQL Server Driverを使用するアプリが接続に失敗する
11月の累積更新プログラムでDirect Accessが再接続できない不具合
数GBのファイルをコピーするとパフォーマンスが低下する
リモートコンピューターから Windows 11 コンピューターにSambaファイルなどの数GBほどの大きいファイルをコピーすると、コピー(読み取り)時にSMB よりもスループットが40%低下する可能性があります。
同じファイルを22H2以外のデバイスにコピーしても、この問題は発生しません。
回避策
コマンドプロンプトを管理者で開き、「robocopy」コマンド、または「xcopy」コマンドを実行してコピーすると不具合が解消されることがあります。
▼コマンド例
robocopy \\コピー元のファイルパス コピー先のファイルパス ファイル名 /J
0x800700b7エラー等でプロビジョニングパッケージが正常に動作しない
Windows 11 22H2でプロビジョニングパッケージを操作すると、「0x800700b7エラーが発生する」「Windowsが部分的にしか構成されない」、「Out Of Box Experienceが終了しない」、「予期せず再起動する」など、期待通りに動作しない可能性があります。
Windows Autopilotを使用するプロビジョニングの場合は、この問題の影響を受けません。
回避策
Windows 11 22H2にアップグレードする前にWindows デバイスをプロビジョニングすると、この不具合を回避可能です。
12月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows 11累積更新プログラム
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Windows 11バージョン22H2不具合一覧
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