[Windows]Windows 11が発表!サポートするPCの条件は?廃止される機能は?

Windows
サポートするPCの条件は? 廃止されるWindows 10の機能や アプリは?

Microsoft公式によって米国時間6月24日、Windows 11が発表されました。Windows 10のサポートが2025年終了予定と発表された今、次世代のOSであるWindows 11への注目が集まっています。

この記事ではWindows 11がインストールできるPCの条件と、Windows 11で廃止される機能について紹介します。

(2021/08/23追記)「プレビュー版Windows 11(Windows 11 Insider Preview)がインストール可能!」にプレビュー版のisoファイルをダウンロードする方法を追加しました。

リリース日

2021年10月ごろリリース予定です。

Windows 10が既に入っているデバイスには無償で提供されます。(無償提供期間は不明)

プレビュー版Windows 11(Windows 11 Insider Preview)がインストール可能!

プレビュー版

2021年6月29日にWindows 11開発版(Windows 11 Insider Preview)が配布されています。インストールすれば10月を待たずともWindows 11を使うことが可能です。

▼プレビュー版Windows 11をインストールするには「Windows Insider Program」に登録する必要があります。(登録は無料です)

プレビュー版のisoファイルをダウンロードする方法

▼下記リンクからダウンロード可能です。

Windows Updateからプレビュー版にアップグレードする方法

「Windows Insider Program」に登録し、Devチャネルを選択するとWindows Updateからのアップグレードが可能です。

Windows 11からWindows 10にロールバックしたい場合は急いで!

Windows 11にアップデートした後で再度Windows 10に戻したい場合、ファイルとデータを保持したままロールバックが可能です。

しかし、ロールバック期間は10日間以内に限定されているので注意です!

インストールできるPCの最低条件

PC

残念ながら、新しいPCならインストールできる!と決まったわけではありません。

▼Windows 11 の仕様の詳細はこちら

  • 1GHz以上かつ2コア以上の64 ビット互換プロセッサかSoC
  • TPM バージョン2.0
  • RAM 4GB以上
  • ストレージ 64GB以上
  • UEFI、セキュアブート対応
  • グラフィックスカード DirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x

TPM(Trusted Platform Module)とは

コンピュータが生成する暗号化キーを置いておくセキュリティデバイスのことです。

主にBitLocker(ハードディスク内の情報を暗号化して機密性を保護する機能。Windows OSに既定で搭載されている)の暗号化を解除する用途に使われます。

TPMのバージョンを確認する方法

タスクバーのWindowsマークを右クリック>ファイル名を指定して実行>「tpm.msc」を入力>実行

▼「TPM製造元情報」の右端にバージョンが表示されます。
TMPバージョン確認方法

TPMが有効になっていない場合、ファームウェアの設定から有効にできます。

Windows 7から直接Windows 11にアップデートできないので注意!

OSがWindows 10であれば、Windows Update経由で直接Windows 11にアップデートが可能です。

しかし、PCの条件を満たしていてもWindows 7から直接Windows 11にアップデートはできないので注意です。

OSがWindows 7の場合は必ずWindows 10にクリーンインストールをしてからWindows 11にアップデートしましょう。

Windows 11で廃止されるWindows 10の機能

Windows 11で廃止・無効になるWindows 10の機能・アプリ

  • 初回システム起動時のCortana起動
  • 数式入力パネル
  • ライブ タイル
  • People 機能
  • タイムライン機能
  • Internet Explorer(無効)

初回システム起動時のCortana起動

PCのセットアップ時に出る「こんにちは!Cortanaです!」がデフォルトで出てこなくなるようです。また、デフォルトでスタートメニューにCortanaがピン止めされなくなります。
コルタナ

数式入力パネル(Math Input Panel)

手書きで数式を書くと文字列に変換するアプリです。

数式入力パネル

ライブ タイル

スタートメニューにニュースや最新の情報を表示させる機能です。

ライブタイル

People 機能

Windowsに既定でインストールされているアドレス帳アプリです。

people機能

タイムライン機能

検索バーのすぐ右隣にある「タスクビュー」をクリック>タスクビューを下にスクロールすると、5日前~今日までに使ったローカルファイルを表示する機能です。

タイムライン機能

Internet Explorer(無効)

Internet Explorerは2022年にサポート終了が予定されているため、無効になります。(Windows 10でもサポート終了後は無効になります。)

既定でインストールされなくなったアプリ一覧

これらのアプリは廃止・無効にはなりませんが、デフォルトでインストールされなくなります。

  • Skype
  • OneNote(Windows10)
  • 3D ビューアー
  • 3D ペイント

ブルースクリーンが”ブラック”スクリーンに

PCが強制終了した時に表示される青い画面とQRコードの画面、ブルースクリーンの色が黒に変更されるようです。

▼ブラックスクリーンの詳細

終わりに

今回は「Windows 11にインストールできるPCの最低条件」、「Windows 11で廃止される機能」について紹介しました。

次回はWindows 11で新しく追加された機能についてまとめます。