Windows 11 21H2向け累積更新プログラム「KB5014697」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年6月14日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン21H2向け累積更新プログラム「KB5014697」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/6/28更新)Microsoft EdgeのIEモードタブが応答しなくなる不具合
(2022/6/20更新)6月の累積更新プログラムでAzure Active Directory自体やアプリやサービスにサインインできなくなる不具合
(2022/6/20更新)6月の累積更新プログラムでWi-Fiホットスポット機能を使用できない不具合
(2022/6/17更新)OpenVPNを使用するとブルースクリーンエラーが発生する
情報ソース
Windows 11 21H2向け累積更新プログラム「KB5014697」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
OpenVPNを使用するとブルースクリーンエラーが発生する
この更新プログラムのインストール後、OpenVPNを使用するとブルースクリーンエラーが発生する可能性があります。
回避策
この更新プログラムをアンインストールすると不具合が解消されることがあります。
※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。
▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
既知の不具合
Microsoft EdgeのIEモードタブが応答しなくなる不具合
この更新プログラムのインストール後、サイトにモーダルダイアログボックスが表示されると、MicrosoftEdgeのIEモードタブが応答しなくなる場合があります。
※PCを再起動すると、解決策をPCにすばやく適用できる場合があります。
回避策
この問題は、Known Issue Rollback(KIR)を使用して解決されます。
この回避策がクライアントデバイスおよび管理されていないビジネスデバイスに自動的に伝播されるまで、最大24時間かかる場合があります。
エンタープライズ管理下のPCの場合は、特別なグループポリシーをインストールして構成することで不具合を解消可能です。
6月の累積更新プログラムでWi-Fiホットスポット機能を使用できない不具合
6月の累積更新プログラムでAzure Active Directory自体やアプリやサービスにサインインできなくなる不具合
.NET Frameworkに基づくアプリが0xc0000135エラーで開けなくなる不具合
この不具合は5月の累積更新プログラムから継続して確認されています。
回避策は以下の記事を参照して下さい。
6月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows 11累積更新プログラム
>>過去のWindows 11累積更新プログラムはこちら<<
Windows 11バージョン21H2不具合一覧
MECM(SCCM)を使えば更新プログラム適用がもっと効率的に!
毎月リリースされる更新プログラムの適用をもっと効率化しませんか?
MECMの機能を使えば、1万台もの大量のPCにも同時に更新プログラムを配布、適用させることが可能です。弊社アーザスではMECMの構築から運用までサポートしています。お気軽にご相談下さい!