Windows 11にするべき?Windows 10と比較してメリットやデメリットをまとめてみた
今年リリースされたWindows 11ですが、Windows 10とは全く違うとよく耳にします。具体的にどんなところが違うのでしょうか?
Windows 10と比較してメリットとデメリットをまとめてみました。
まえがき
本記事はアーザスのインターンシップの一環として作成しました。
アーザスでは2022年9月末~10月にかけて記事作成のインターンシップを行い、興味のあるテーマを自由に選定していただきました。
Windows 10からの変更点
①画面UIの変更
UI(User Interface)とは通常のPC操作画面のことを指しています。
Windows 10までの画面左下のスタートメニューが無くなった代わりに、タスクバー中央にアプリなどのアイコンが集中して配置されています。
②スナップ機能の追加
ウィンドウを整列させるスナップ機能では、複数ウィンドウを開く際に見たいウィンドウを優先できるようになりました。
同時に開いているウィンドウを画面に分割させて表示できるので、マルチタスクに便利です。
③Androidアプリの利用
かつては仮想マシンの構築などの手段が必要だったAndroidアプリの使用が、Windows 11でできるようになりました。
メインメモリ8GB以上など、一定の条件を満たしていれば、Androidアプリが使用できるようになります。
執筆時時点では使用できる対象アプリはまだまだ少ない状況ですが、今後増えてくると思われます。
④タッチキーボードの進化
「タッチキーボード」とは、PCの画面上に表示できるキーボードのことです。
キーボードのサイズ・色・背景の設定などができるようになりました。
Windows 11で削除された機能
①Internet Explorerが利用不可に
Internet Explorerは2022年6月15日でサポートが終了しているため、Windows 11では使用できなくなっています。
②タブレットモードの削除
タッチパネルのみの操作でパソコンを利用するものでしたが、Windows 11では利用できなくなっています。
しかし、キーボードの取り付けと取り外しに対応する新しい仕様になっています。
③タスクバーの変更
Windows 11では、既定で画面下中央に設定されます。
Windows 10と同じように左揃えに変更することも可能です。
④デフォルトでSkypeがインストールされない
Windows 11のPCを新しく購入した場合や、Windows 11をクリーンインストールした場合はSkypeが既定でPCにインストールされなくなります。
利用する場合はSkypeを新規でインストールする必要があります。
Windows 11にするメリット・デメリット
メリット
①スナップ機能の追加
スナップ機能によって1画面で複数のウィンドウを整理することができるようになり、幅広いマルチタスクが可能となっています。
②Androidアプリが使用可能に
従来は使用できなかったAndroidアプリがPC上で利用できるようになりました。
③タッチキーボードの進化
タッチキーボードの機能追加により、自分好みの大きさ、色にカスタマイズできるようになり、さらに動作が軽くなりました。
④機能更新プログラムのリリースサイクルが変更
Windows 11、Windows 10 21H2以降は機能更新プログラムのリリースサイクルが「1年に2回」から「1年に1回」に変更されています。
大きいアップデートの適用頻度が減るのはIT部門にとってうれしいことですね。
デメリット
タスクバーの位置変更
タスクバーが既定で中央揃えに変更されたため、Windows 10とは異なる仕様に見慣れるまでは少し使いにくいかもしれません。
スタートメニューのアプリ配置UIの変更
スタートメニューのアプリ配置UIも同様、Windows 10のデザインとがらっと変わったことから、使い慣れるまでは少し使いにくくなっています。
結局Windows 11にアップグレードしたほうがいい?
Windows 10は2025年10月14日までサポートが継続されるため、今すぐアップグレードする必要はありません。
実際にWindows 11搭載のPCを使用してみると、Windows 10と操作手順が少し違って戸惑うかもしれません。
今後のためにWindows 11に慣れておきたい場合は、無償でアップグレード、インストールできるうちに試してみることをおすすめします。
アップグレードした場合、10日間以内であればWindows 11からWindows 10に戻すことが可能です。