Windows 10バージョン22H2不具合まとめ

この記事ではWindows 10バージョン22H2で確認されている不具合とその回避策についてまとめています。
(2023/1/25更新)スタートメニュー、検索メニュー、アプリを開く時にエラーが発生する
(2023/1/17更新)[修正済]スタートメニュー、タスクバーからアプリのショートカットが削除される
(2023/1/4更新)イベントビューアーに「DeviceManagement-Enterprise-Diagnostics-Provider」エラーが記録される
(2022/12/19更新)12月の累積更新プログラムKB5021233でブルースクリーンエラーが発生する
(2022/12/19更新)タスクバーの要素がちらつく、タスクバー、アプリの応答が停止する
情報ソース
ユーザー報告されている不具合
▼2023年1月の累積更新プログラム「KB5022282」関連の不具合まとめ
▼2022年12月の累積更新プログラム「KB5021233」関連の不具合まとめ
▼2022年11月の累積更新プログラム「KB5019959」関連の不具合まとめ
▼2022年10月累積更新プログラム「KB5018410」不具合情報まとめ
>>過去のWindows 10累積更新プログラムはこちら<<
イベントビューアーに「DeviceManagement-Enterprise-Diagnostics-Provider」エラーが記録される
2022年10月26日にリリースされたKB5018482以降の更新プログラムをインストールすると、イベントビューアーに以下のエラーが記録されることがあります。
なお、イベントビューアーに記録されるだけで、このエラーによる目立った影響は確認されていません。
イベント 2545,DeviceManagement-Enterprise-Diagnostics-Provider
「MDM宣言された構成:関数(check NewInstanceData)操作(Read isNewInstanceData)は(パラメーターが間違っています。)で失敗しました」
回避策
2022年10月26日にリリースされたKB5018482~最新の更新プログラムをすべてアンインストールすると解消する場合があります。
※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
既知の不具合
スタートメニュー、検索メニュー、アプリを開く時にエラーが発生する
スタートメニュー、検索メニュー、「BARCO ClickShare」アプリをはじめとしたユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリが期待どおりに動作しないか、開くときに以下のような問題が発生する可能性があります。
・スタートメニューは、マウス クリックまたは Windows キーに反応しません。
・「検索」ボタンまたは「Windows + S」キーを押したときにマウスクリックに応答しない
・Outlookが接続および同期できない
・OneDriveが接続および同期できない
この不具合は、Microsoft Office APIを使用してMicrosoft Office、OutlookまたはOutlook Calendarと連携するアプリに影響を与える可能性があります。
回避策
不具合の影響を受けているアプリのアップデート、もしくはアンインストールすることで一時的に回避可能です。
Microsoftはこの不具合を現在調査中であり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。
・【BARCO ClickShareを利用している場合の回避策】
ClickShareアプリをバージョン4.27.2以降に更新するか、カレンダーの統合が無効に設定すると解消する場合があります。
それでも解決しない場合はMicrosoftが提供するガイダンスに従って、ユーザープロファイルを回復を試して下さい。
[修正済]スタートメニュー、タスクバーからアプリのショートカットが削除される
12月の累積更新プログラムKB5021233でブルースクリーンエラーが発生する
タスクバーの要素がちらつく、タスクバー、アプリの応答が停止する
2022年9月20日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、タスクバーで以下のような不具合が発生する場合があります。
・天気またはニュースと興味のウィジェットまたはアイコンがちらつく
・タスクバーが応答を停止する
・エクスプローラーが応答を停止する
・WordやExcelなどのアプリケーションが開いていると、問題が発生した時に応答を停止する
回避策
この問題は、Known Issue Rollback(KIR)を使用して解決されます。
この回避策がクライアントデバイスおよび管理されていないビジネスデバイスに自動的に伝播されるまで、最大24時間かかる場合があります。
企業の管理下にあるPCの場合は、特別なグループポリシーをインストールして構成することで不具合を解消可能です。
11月の累積更新プログラムでドメインユーザーを利用したサインインに失敗する
11月の累積更新プログラムでDirect Accessが再接続できない既知の不具合
KB5012170のインストールに失敗、0x800f0922 エラーが表示される不具合
セキュアブートDBXのセキュリティ更新プログラム (KB5012170) のインストール時、インストールに失敗し、「エラー0x800f0922」が表示される場合があります。
この不具合はKB5012170のみに影響します。累積的なセキュリティ更新プログラム、マンスリー ロールアップ、またはセキュリティのみの更新プログラムには影響しません。
回避策
一部デバイスではUEFI、またはBIOSを最新バージョンに更新してからインストールすることで解消可能です。
更新プログラムのインストールに失敗し、0x800f0922 エラーが表示される
この更新プログラムのインストール時にエラー0x800f0922 が表示され、インストールに失敗する場合があります。
この不具合はセキュアブートDBX のセキュリティアップデートのみに影響します。
回避策
Microsoftは今後のリリースでこの不具合を修正するアップデートを提供する予定です。
一部のデバイスでは、インストールを試みる前に UEFI BIOS を最新バージョンに更新することで不具合を軽減できます。
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