SSDは転送速度で選ぼう!2.5インチ・M.2・SATA・NVMe どれがいいの?

クライアント

HDDに代わり普及が進んだSSDですが、PCだけに留まらずPS5やXbox Series S/Xのようなコンシューマー機でも標準でSSDが搭載されるようになりました。

SSDにはいくつか種類があり、性能も価格も異なります。今回はSSDを購入する際の選び方について解説します!

本記事はインターン生が作成しました

弊社では9月末から10月序盤にかけてインターンシップを行い、その一環としてITに関する記事をインターン生に書いていただきました。

せっかくIT業界でメディアに力を入れている弊社に来ていただくのですから、執筆を通じてIT業界に関心を持っていただきたい、かつ自分の記事が世に出る経験をしていただきたい、という思いからです。

SSDの種類

はじめに、PCに搭載されるSSDの種類を説明します。

SSDには主に以下の種類があり、それぞれ性能が異なります。

  • 2.5インチ SATA SSD
  • M.2 SATA SSD
  • M.2 NVMe SSD

最近の機種では、M.2 NVMe SSDが主に搭載されていて、SATA SSDが搭載された機種はBTOを除き少なくなっています。

BTO(Build To Order): 注文を受けてから製品を生産する販売形態で、自分好みにカスタマイズできます。

SSDの容量

次に、PCに搭載されるSSDの容量を説明します。

PCに搭載されるSSDの容量には、主に以下が用意されています。

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB以上

容量が小さいほど全体の価格は抑えることができますが、容量が大きいほど容量あたりの単価が安いです。

実際に選択する際のお勧めと注意

SSDの種類について

まず、SSDの種類について注目します。

2.5インチSSD及びM.2 SATA SSDの価格帯は、M.2 NVMe SSDに対して数百円から数千円安い程度の相場です。

しかし、M.2 NVMe SSDの最大転送速度が約8,000MB/秒に対して、2.5インチSSDとM.2 SATA SSDの最大転送速度は約600MB/秒と速度に大きな差が出るため、コストパフォーマンスに優れたM.2 NVMe SSDをお勧めします。
転送速度

また、M.2 NVMe SSDの中にも3.0(第3世代)と4.0(第4世代)の2種類があります。3.0は最大転送速度が約4,000MB/秒、4.0は最大転送速度が約8,000MB/秒と、こちらも速度に差が出るので注意が必要です。実際にカタログを確認する際には、M.2 NVMe SSDの世代表記が無い場合もあるため、PCの選択は慎重に検討する必要があります。

SSDの容量について

次に、SSDの容量について注目します。

容量を小さくすれば購入費用を安く抑えれることが出来ますが、容量不足に陥ってしまわないようにPCの使用用途に合わせて容量の選択は慎重に行うべきです。

インターネットを閲覧するだけの用途なら128GB~256GB、たくさんのメディアやデータの保存をする用途なら512GB以上といったような選択が例として挙げられます。

他にも、ゲームをプレイする予定があれば、近年のゲームは1本で100GBに迫るような大容量化が進んでいるものもあるため、1TB以上を選択することをお勧めします。

PCを使用しているうちに、他の用途でも使用するようになるケースがあるため、お金に余裕がある場合は、更に1段階上のものを選ぶなど、容量に余裕を持たせると良いです。

また、カタログ表記と実際にOSが認識する容量の誤差や、予めインストールされているOSとアプリのサイズによって、実際に使用できるSSDの容量はメーカーのスペック表記よりも少なくなることにも注意が必要です。

まとめ

筆者が使用しているデスクトップPCで、512GBの2.5インチ SATA SSDから1TBのM.2 NVMe SSDに換装した経験があります。PCが早くなり、更にインストールしておけるゲームの本数が増え、快適にPCを使用できるようになりました。

SSD搭載PCを選ぶ際には、コストパフォーマンスに優れるM.2 NVMe SSD搭載のものをお勧めします。使用用途に合わせて適切な容量を選択して、容量が不足しないようにご注意ください!