[MECM(SCCM)]バージョン2207でCMGを作成しようとすると強制終了する!![不具合]
今回はMECM(SCCM)コンソールからCMG(クラウド管理ゲートウェイ)を新規作成時にMECMコンソール自体が強制終了する不具合の対処方法についてご紹介します。
不具合の詳細
弊社のMECM検証環境で、MECMコンソールでクラウド管理ゲートウェイ作成時の「サインイン」操作後にMECMコンソールが強制終了する事象が発生しました。
1.MECMコンソールの「管理」>「概要」>「クラウドサービス」>「クラウド管理ゲートウェイ」へ移動します。
2.「クラウド管理ゲートウェイの作成」をクリックします。
3.クラウド管理ゲートウェイヴィザードを開き、「サインイン」をクリックします。
4.「アカウントを選択する」ウィンドウが表示されます。
5.アカウント選択後、パスワードを入力します。
6.パスワード入力後、MECMコンソールが強制終了してしまいました。
奇妙なことに、CMGの作成ヴィザード以外の操作でMicrosoftアカウントを使ったサインイン操作を行っても、MECMコンソールの強制終了は発生しませんでした。
原因
MECMバージョン2207の不具合が原因のようでした。
Configuration Managerコンソールは次のいずれかの条件で予期せず終了する可能性があります。
・コンピューターがスリープ状態またはスタンバイ状態から再開したとき。
・新しいクラウド管理ゲートウェイの作成時にサインイン資格情報を入力した後(SMSAdminUI.logファイル「Microsoft.Identity.Client.MsalUiRequiredException」にエラー条件への言及が記録されます。)
・別の管理者によって作成された既定以外のセキュリティ スコープを持つフォルダーを選択した後
解消方法
MECMバージョン2207の更新プログラム「KB15152495」をインストールすることにより解消しました。
インストール方法
この更新プログラムはConfiguration Managerコンソールの「更新とサービス」ノードからインストールすることができます。
具体的な手順はこちらを参照してください。
Configuration Manager テクノロジ導入プログラム(TAP)のメンバーは、この更新プログラムが表示される前に、まずプライベートTAPロールアップを適用する必要があります。
終わりに
今回と同様の不具合はMECMバージョン2203でも確認していますが、それ以前のバージョンで発生するかは不明です。
▼MECMバージョン2203で同様の不具合が発生した場合はこちらを参照して下さい。
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弊社のCMGについての知見や実績についてはこちらの記事を参照してください。
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