[不具合]2020年5月のWindows 10 KB4556799でオーディオ問題やユーザープロファイル初期化などの不具合
Windows 10 1909/1903 向けの2020年5月の累積更新プログラム「KB4556799」にオーディオ問題、データ損失などの不具合があると「Windows Latest」が報じました。
(2020/5/26)[また不具合]2020年5月のWindows 10更新プログラムKB4556799でブルースクリーンやネットワークエラー
Windows 10 KB4556799が原因でオーディオの問題、データの損失
- すべてのオーディオドライバー構成をリセットされる
- Realtekオーディオドライバーが削除される
- オーディオデバイスから音声が出ない
- 全てのOSの設定(ユーザープロファイル)がデフォルトにリセットされる
ユーザープロファイルの件はずーーーっと続いていますが、オーディオ問題は今回初めて見ました。
Windows Latestで「データ損失」と表現しているのは、ユーザープロファイルが初期化された時に自分のデータが全て消えたように見えるためです。
Windows Latestに問題が起きた時の対処法が紹介されています。
オーディオ問題を修正する方法
1. タスクバー
▼[スピーカーアイコン]を右クリック
2. サウンドの設定
▼[サウンドコントロールパネル]をクリック
3. サウンドプロパティ
▼問題のあるオーディオデバイスの[プロパティ]をクリック
4. オーディオデバイスのプロパティ
▼[オーディオ機器拡張を有効にする]をオフに
対処法は以上です。
これでダメなら
他の全てのオーディオデバイスの[オーディオ機器拡張を有効にする]をオフにしてみましょう。
それでもダメなら
「KB4556799」をアンインストールしましょう。
アンインストールしたとしても、放っておくと自動インストールされてしまいます。それを防ぐためのツール「Show or hide updates トラブルシューター」がMicrosoftから提供されています。
ユーザープロファイルが初期化された場合
6~8回再起動すると直ることがあるとのこと。ただし効果があるのは一部のユーザーだけです。
それでもダメなら
「KB4556799」をアンインストールしましょう。
一番の対処法は結局これです。
全員に発生しているわけではない
重要なのは、一部のユーザーで発生している問題で、全員に発生しているわけではないということです。
この件を恐れて適用を避けることはあまりおすすめしません。
不具合をMicrosoftは認識していない
現時点ではMicrosoftは不具合を認識していません。
マイクロソフトでは、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。
最後に
OSという世の中で最も複雑なソフトウェアのメンテナンスは本当に難しいですね。
(不具合の許容はできませんが・・・)