[不具合情報]2020年3月のセキュリティ更新プログラムKB4540673にブルースクリーンなどの不具合!
2020年3月のセキュリティ更新プログラムですが、Windows 10 1903/1909、Windows Server 1903/1909向けの累積的な更新プログラム「KB4540673」に不具合があると「Windows Latest」が発表しました。
- 起動時のBSOD(ブルースクリーン)
- そもそもKB4540673がインストールできない
- パフォーマンスが低下する
- ユーザーデータが削除される
- PCがフリーズする
などなど、非常に困る不具合がてんこ盛りです。
そしてこれらは2020年2月のオプション累積更新プログラム(プレビューリリースのこと)で指摘されていた内容に酷似しています。
KB4540673でBSOD(ブルースクリーン)などの不具合が発生
内容を見る限り、2020年2月のオプション累積更新プログラムで報告されていた不具合によく似ています。
不具合をMicrosoftは認めていない
Windows 10 1909/1903向けの2020年2月のオプション累積更新プログラムに多数の不具合が発生しています。
Windows 10 KB4535996によりフリーズ、インストールの問題が発生
Windows 10 KB4535996のバグ:署名ツール、起動失敗など
どんな関係が?
オプション累積更新プログラムは、次月のプレビューという位置づけです。
つまり、2020年3月のセキュリティ更新プログラムのプレビューで多数の不具合が発生しています。
そして一番の問題は、「不具合をMicrosoftが公式に認めていない」ということです。
マイクロソフトは現在、この更新プログラムに関する問題を認識していません。
KB4551762でも解消されていないと思われる
2020年3月13日、Windows 10 1903/1909とWindows Server 1903/1909向けに、累積更新プログラム「KB4551762」が緊急リリースされました。
この更新プログラムを適用すると「KB4540673」が上書きされますが、あくまで「SMBv3脆弱性 CVE-2020-0796」への対応追加です。
Microsoftからアナウンスはありませんので、他の不具合は解消されていないと思われます。
(2020/3/17)やっぱり解消されていませんでした
適用すべきか?
セキュリティパッチが含まれていますので、基本的には適用した方がよいとは思います。
ただ、起動時のブルースクリーンに当たってしまうと、復元ポイントやバックアップから復旧するハメになりかねません。
最悪の事態を考え、準備してから適用することをおすすめします。