Snipping Toolが廃止決定!気が早いけど画面スケッチに慣れておこうか
Windows 10 の次期バージョン Redstone 5 (1809) が開発中で、着々とプレビュー版のBuildが更新されています。
2018年6月に出た Build 17704 では、「Snipping Tool」を起動すると、”そのうち無くなるから代わりに画面スケッチを使ってみてね”と表示され、開発者の間で話題となりました。
「Snipping Tool」とは Windows 標準の画面キャプチャツールです。エビデンス採取やマニュアル作成でよく使うツールなのです。
遠くない将来「Snipping Tool」から「画面スケッチ」への乗り換えを迫られることになります。ちょっと困りますね。
画面スケッチ、使ったことありますか?
「画面スケッチ」は「Windows Ink」というアプリケーションの1機能で、Windows 10 1607 から入っています。
クリップした画像に手書きできたり色々便利”らしい”のですが、職業柄のせいか今まで使っている人を見たことがありません。
「Snipping Tool」やお気に入りのクリップツールを使えばよいので、あえて選択肢に入れる必要がありませんでした。
好みのクリップツールを使えないことがある
会社によっては決まったツールのみ使用可、という環境は決して珍しくありません。クリップツールが使えない(Snipping Tool と PrintScreen だけ)場合も多々あります。
そのような環境では画面スケッチを使うことになるでしょう。
現時点での画面スケッチ
現時点の最新の Windows 10 1803 であっても、「画面スケッチ」で「Snipping Tool」と同じようなことをしようとする場合、
Windows + Shift + S
で矩形クリップすることしかできません。
ただほとんどの用途は、矩形クリップして Excel などへ貼り付けることでしょうから、問題ないでしょう。
とりあえず Windows + Shift + S でクリップするように意識してみましょう。とてもシンプルなので意外に快適ですよ。
画面スケッチはWindows Inkから独立します
「画面スケッチ」は Windows 10 1809 から独立したアプリケーションとなります。
Windows 10 1809 のプレビュー版では
- 矩形でのクリップ
- フリーハンドでのクリップ
- 全画面のクリップ
ができるようになっています。
Windows 10 1809 が正式にリリースされる頃には、もっと「Snipping Tool」に近くなっていると信じたいです。
最後に
かなり気が早いですし、冷静に考えるととても小さな変化です。
「Snipping Tool」が使えなくなってから考えても遅くないと思います。ただ、思い入れのあるツールでしたので取り上げてみました。
「ペイント」の前例がありますので、別の形で残る可能性はゼロではありませんが、OSへの同梱はされないでしょうね。
Windows + Shift + S でのクリップに慣れておいて損は無いです。