[MECM/SCCM]自動展開規則エラー!ダウンロードする更新プログラムが多すぎて展開できない!(0X87D20415)
エラーコード0X87D20415とは「自動展開規則でダウンロードする更新プログラムの最大数”1000個”を超えた場合」が原因で発生するエラーのことです。
この記事ではエラーコード0X87D20415が出てしまった場合の解決方法について説明します。
自動展開規則(ADR)とは
自動で更新プログラムを選んで任意のコレクションに自動で展開してくれるMECMの機能です。
あらかじめ規則を設定しておくだけで新しく更新プログラムがリリースされたら自動で展開してくれます。そのため、定期的な更新プログラムの展開でよく使われています。
解決方法
エラーコード0X87D20415は「1つの自動展開規則で1度にダウンロードできる更新プログラムの最大数”1000個”を超えた」場合に発生するエラーです。そのため、自動展開規則によって1度にダウンロードする更新プログラム数を減らすことで解決が可能です。
自動展開規則によって1度にダウンロードする更新プログラム数を減らす方法の一つに「更新プログラムの配信時期の範囲を狭く設定する方法」があります。
自動展開規則で1度にダウンロードする更新プログラム数は、自動展開規則に設定されている期間内にリリースされた更新プログラムの数によって決められています。そのため、自動展開規則に設定されている期間の範囲を狭く変更すれば、1つの自動展開規則でダウンロードする更新プログラム数を減らすことが可能です。
更新プログラムの配信時期の範囲を狭く設定する方法
①MECMコンソール ソフトウェアライブラリ>概要>ソフトウェア更新プログラム>自動展開規則に移動します。
②自動展開規則を選択し、右クリックでプロパティを開きます。
③「ソフトウェア更新プログラム」タブを選択します。
④下部に表示される「検索条件(E):」の「リリース日または変更日」の隣にある青い字をクリックします。
⑤「検索条件」ウィンドウが出てきます。「検索する値」を任意の値に変更して、「OK」をクリックします。
(例「過去1年間」から「過去1月間」に変更)
必要な更新プログラムが除外されないように注意!
⑥「検索条件」設定を変更した自動展開規則を右クリックし、もう一度「直ちに実行」をクリックしてみて下さい。
⑦クライアントへ正しく更新プログラムが展開されていることが確認できれば成功です。